Culture / Post
might×塩塚モエカ(羊文学)「girl meets … 」連載第9回「本当は」
アーティストとイラストレーターが融合したアートレーターを名乗るmight(マイト)のコラボ連載「girl meets ...」。崎山蒼志、そして水曜日のカンパネラの詩羽からバトンを受け取り、第三章は羊文学の塩塚モエカが言葉を紡ぐ。今回が塩塚モエカの最終回。新しい才能が煌めき合う、2人の類まれなるコラボレーション。
©️ might
本当は
夜の街、春の蝶よりも自由に飛び回っている人
私にはとても眩しい
酔っ払って、歌いたい歌があるのに
内側から溢れる踊りがあるのに
なんでもない顔をしている私は
私の檻の中にいる
あともう一歩
誰か手を引いてくれたらいいのに
と、いつも思っている
そんなとき、イヤホンからワルめのヒップホップを流している
Illustration:might
Text:Moeka Shiotsuka
Edit:Sayaka Ito
Profile
mightマイト
アートレーター。自身の肩書きをアーティストとイラストレーターが融合したアートレーター(Artrator)と呼ぶ。シンガー・ソングライター、和ぬかによる楽曲「寄り酔い」のMVにてイラストを手がける。Twitter:@_______might
塩塚モエカMoeka Shiotsuka
3人組オルタナティブロックバンド「羊文学」のヴォーカル/ギター。羊文学(Vo.Gt.塩塚モエカ、Ba.河西ゆりか、Dr.フクダヒロア)は2020年にF.C.L.S.(ソニー・ミュージックレーベルズ)よりメジャーデビュー。話題のTVアニメ主題歌「光るとき」を含む2nd フルアルバム「our hope」を4/20にリリース。ライブでは今年は5大都市のZepp公演を含む初の全国ツアー「OOPARTS」を全公演SOLD OUTで開催するほか、 SUMMER SONIC 2022 、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022、など数々の大型フェスの出演も決定するなど躍進中。羊文学のほかに、YouTubeソーシャルドラマ『惑星サザーランドへようこそ』に主演、WOWOWオリジナルドラマ『FM999』にゲスト出演するなど俳優としても活動。またファッションやカルチャーシーンでもコラボレーションやモデル出演など、アイコンとして存在感を発揮している。Instagram:@hiz_s