アーキヴィスト 柳本浩市さんが残してくれたもの
アーキヴィスト(ものを収集し、整理し、その価値を見きわめてアーカイヴをつくり、未来へ発展させていく人)、柳本浩市さんの遺品展示へ。 3歳 サブカルにはまる。ピンクフロイドの来日コンサートへ行く 5歳 現代音楽に興味をもつ。漫画の購入は基本的に初版本にする。 6歳 友人の父などにブルーノートのレコードを売り始める 7歳 飛行機のチケット、映画のチラシ、海外の食品パッケージを収集 8歳 古着のジーンズ、資料、牛乳瓶の蓋、切手、アール・デコの小物を収集 10歳 イームズの椅子などアメリカの50年代の家具を集める 11歳 ビンテージジーンズのコレクションが2万本をこえる 12歳 オリンピック物、コムデギャルソンの服、宝くじ、栞、アフリカのフォークアートを収集。はじめてオークションに参加 . . . 自身を変な子供だったと言うほど、生まれ持ってのこの収集癖(才能)。 なかでも面白かったのが、リビング横の11畳の資料室に収められていた未整理の収集品。箱のなかに詰められ保管されていた収集品は一見雑多に入れられただけのように見えたけど、柳本さんにしかわからない一種の規則性があるよう。生活雑貨からパンの袋、マドラーなどなど、異常な数が並ぶ。これだけのコレクションがあり、柳本さんにとって収集するものと収集しないものの境界線はどこだったんだろう? と疑問が浮かびました。