Food / Feature

おいしくて健康で幸せ。三野村なつめがセレクトする「アーユルヴェーダ」なレストラン3軒

食通のゲストセレクターを迎え、いま注目の“食の世界”をおすすめのレストランとともに紹介するフード連載。Vol.16は、アーユルヴェーダ・アドバイザーの三野村なつめが、アーユルヴェーダの考えを取り入れたお店をピックアップ。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年3月号掲載)

アーユルヴェーダに基づき日本の気候や風土に合わせて作られた「アーユルごはん」(計7品のコース。¥5,000)。「伝統食を味わってほしい」との思いが込められた、金沢の郷土料理である「治部煮」を主菜に。
アーユルヴェーダに基づき日本の気候や風土に合わせて作られた「アーユルごはん」(計7品のコース。¥5,000)。「伝統食を味わってほしい」との思いが込められた、金沢の郷土料理である「治部煮」を主菜に。

アーユルヴェーダの優しさと奥深さを、ひと口ごとに感じる

インド発祥のアーユルヴェーダをひと言でいうと「健康で幸せに生きるためのすべて」です。デトックスやヨガ、オイルプリングに瞑想など、現代にも寄り添うアドバイスがたくさん。

そんなアーユルヴェーダは、食事についても「旬のものを食べなさい。季節のものは身体が欲している効果をくれるから」「自分の土地のものを食べなさい。それがあなたに合っているものだから」など、身体を想うための智慧に溢れています。そしてこんなアドバイス、どこかで聞いたことありませんか?

そう、実はアーユルヴェーダの考えは、私たちに根付いた食生活との共通点もたくさんあります。旬のものを使い、身体を冷やす豆腐には温める生姜を、脂の乗った焼き魚にはさっぱりと大根おろしを添える。和食もまさにアーユルヴェーダ、と言えます。

三浦麻貴さん主宰の「アーユルごはんanna」は、そんな考えを取り入れた料理教室と定期的にレストランもオープン。ホッとするおいしさ、身体の隅々まで巡ってほしいと思う優しさ。一緒に行った人と、リラックスしながらたくさん食べても、翌朝は身体が軽い!そんな驚きをぜひ感じてください。

「アーユルごはん」を堪能する前に、まずは生姜とスパイスジンジャードリンクを。ショウガは岩塩とレモン汁をかけたもの。よく噛んで食べ、消化力を高めることはアーユルヴェーダの食のお作法の一つ。季節に合ったスパイスの配合の特製ドリンクはミントとレモン入りですっきり。
「アーユルごはん」を堪能する前に、まずは生姜とスパイスジンジャードリンクを。ショウガは岩塩とレモン汁をかけたもの。よく噛んで食べ、消化力を高めることはアーユルヴェーダの食のお作法の一つ。季節に合ったスパイスの配合の特製ドリンクはミントとレモン入りですっきり。

アーユルごはんanna

「“アーユルヴェーダって難しそう”と思われるかもしれませんが、とてもシンプルです」。アーユルヴェーダ料理研究家の三浦麻貴さんが開く「annaレストラン」では、食養生法に沿ったスパイスを隠し味に使った、和食ベースの「アーユルごはん」を楽しめる。「おいしくて健康になれる食事が一番。心と体が喜ぶお料理を食べてもらいたいなと」。自然栽培の野菜を使い、素材の味を最大限引き出した料理は、口に運ぶたび、心と体に元気がチャージされるよう! 日々頑張る人にこそ食べてほしい、とっておきのごちそう。

2カ月に1回開く「annaレストラン」は完全予約制。開催日時や場所などの詳細は公式HPでチェック。
2カ月に1回開く「annaレストラン」は完全予約制。開催日時や場所などの詳細は公式HPでチェック。

住所/東京都武蔵野市境3-18-3 第2竹内荘103(キッチン anna)
東京都武蔵野市本町2-24-6 吉祥寺グリーンハイツ1F(月波珈琲店&Bar)
メール/tulsi67maki@gmail.com(予約受付)
営業時間/18:30〜
URL/www.ayurgohan.com

懐石料理のようなモダン・インディアン一料理。コース中に“アーユルヴェーダ”と題した一皿も。ディナーシグニチャーコース「インチャンティング スパイス」(8皿10品 ¥14,300)。ランチは3種のコース(¥3,300〜)。
懐石料理のようなモダン・インディアン一料理。コース中に“アーユルヴェーダ”と題した一皿も。ディナーシグニチャーコース「インチャンティング スパイス」(8皿10品 ¥14,300)。ランチは3種のコース(¥3,300〜)。

SPICE LAB TOKYO

2019年11月にオープンしたモダン・インディアン・キュイジーヌ。美しいリアル・モダンインド料理は伝統に根ざしながらも煌びやかな見た目と味わいに、歓声をあげてしまう。すべての料理にテーマがあり、ディナーのシグニチャーコースの5皿目にはアーユルヴェーダ料理も。味覚と舌を浄化する、コースのワンクッションのような一皿は、コース全体を締め、鮮やかさが際立つ。会食やデート、どんなシチュエーションでもお薦め。

インド文化と現代日本の感性を融合させた洗練された空間。
インド文化と現代日本の感性を融合させた洗練された空間。

住所/東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 10F
TEL/03-6274-6821
営業時間/11:30〜15:00、18:00〜22:30(21:00 L.O.)
定休日/無
URL/spicelabtokyo.com
※各コースにヴェジタリアンとノンヴェジタリアンあり。

旬の魚を使用したカレーが絶品で、今の季節は「ブリカレー」(¥1,180)。スパイスも魚に合わせてアレンジ。
旬の魚を使用したカレーが絶品で、今の季節は「ブリカレー」(¥1,180)。スパイスも魚に合わせてアレンジ。

spice kitchen MOONA

「spice kitchen MOONA」はカレー激戦区の下北沢でも個性が光るお店。お昼時はカレー定食(¥1,100〜)が人気で、夜になるとムードが一変、スパイシーな小皿料理や各国のお酒が揃う“飲めるカレー屋”に! なかでもクミンやコリアンダーを使用した「干し羊のスパイス炒め」などが三野村なつめさんのお気に入り。独自のスパイス使いが面白い料理を食べ、南インドでもタイでもない“MOONAワールド”に浸って。

エキゾティックなムード漂う店内。カウンター席もあるので一人で食事に訪ねても。
エキゾティックなムード漂う店内。カウンター席もあるので一人で食事に訪ねても。

住所/東京都世田谷区北沢2-12-13
TEL/03-3411-0607
営業時間/11:30〜15:00(土日祝 12:00〜16:00)、18:00〜23:00
定休日/月
URL/www.moona.jp

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Photo : Aya Kawachi(アーユルごはんanna、spice kitchen MOONA) Text : Nao Kadokami, Natsume Minomura(SPICE LAB TOKYO) Edit & Text : Yuuka Shiomi

Profile

三野村なつめNatsume Minomura 元コピーライター。南インドやスリランカを数度訪れた後アーユルヴェーダ・ライフスタイルアドバイザーの資格を取得。コスメブランド「ARYURIVST」(アーユルヴィスト)やレシピとスパイスがセットになった「整えごはん」を立ち上げる。ARYURVI STから、塗って眠ればひと晩で艶肌が叶う”ナイト オイルパック”新発売。

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