【スタイリストの推しデニム】vol.2 由田静
今季のデニムはローライズやワイドのシルエットもトレンド入り。そこで、人気スタイリストの二人がお悩み体型別とシーン別でおすすめのシルエットのジーンズをシューズとともにピックアップしてくれた。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年4月号掲載)
由田静が薦めるカジュアルデニム
「ジェーン・バーキンも愛用していたリーバイス®ビンテージクロージング503の復刻版で、若干ローライズ気味のボーイズライクなデニムパンツ。私は骨盤が小さいので、体のラインを拾わない形がフィットして好き。このパンツとのカラー相性が良いコンパクトジャケットをセレクト。シャツのフリンジフリルで抜け感あるスクールガール風のコーディネートは展示会周りなど外回りの日に着たいです」
いつだって定番デニムは相棒! シーン別の推しシルエット
シーン① 犬のお散歩
ストレート/E.L.V.Denim
「ハイウエストで色味がタイプなデニムパンツ。バイカラーになっていることで、どんな色のトップでも合わせやすそう。足さばきがよいシルエットがわんちゃんのお散歩にもぴったり。ちょい厚底のローファーと合わせれば、クロップドなので脚長効果も◎」
シーン② 友達とショッピング
フレア/Tanaka
「ニュアンスとダメージ具合が古着風のフレアを探していたので、やっと出合って一目惚れ。ボーイッシュなフェミニン感が私のキャラっぽい!カジュアルだけど、特別感あるチュール付きのタオのバレエシューズを合わせて女友達とお洒落して出かけたい」
シーン③ 映画館へ
ボーイフレンド/Wildrootz
「NY発、古着コットンデニムをアップサイクルして作られるオーダーメイドデニムブランドのワイルドルーツ。私は白を入れてオーダーしました。ユニセックスではけて、メンズ受けも良し。シューズも、癖ありボリュームタイプを。自分の世界観を極めるスタイルを貫いて映画鑑賞。」
シーン④ ミーティング
バギー/Missoni
「今季代名詞は『Y2Kファッション』。ローライズがランウェイを席巻していたなか、オーバーサイズの腰ばきなら自分らしくカジュアルに着られて、今年風にも決められるのでミーティングにも持ってこい。長めの丈に憧れのフェラガモの“ヴァラ”で同系色にスタイリング」
Column
トゥ エ モントレゾアのショートジーンズで冒険家に…!
展示会で一目惚れした新作。絶妙なショート具合と、すとんとしたストレートなシルエットが好き。ハイソックスやローファーを合わせて冒険家風スタイルにしてみたい!
Photos:Mitograph(snap) Koji Yamada(cutout) Edit & Text:Midori Oiwa