【Editor’s Letter】インスピレーションは日常に | Numero TOKYO
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【Editor’s Letter】インスピレーションは日常に

2025年5月28日(水)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numéro TOKYO)』2025年7・8月合併号に寄せて。編集長・水戸美千恵からのエディターズレター。

いま心から惹かれるものは何ですか。

あふれる情報の中で、何に心を動かされるのか。クリエイターの方々に取材をしていると、自分が惹かれた“かけら”のようなものを大切にされていることに気づかされます。

7・8月合併号のテーマは「インスピレーションと出会おう」です。さまざまな分野で活躍するクリエイターたちのインスピレーションソースを探る「クリエイターの頭の中」(本誌 p.104〜)を特集しています。なぜこんなことを思いついたのだろうか、この素晴らしい作品を作り上げた原動力はどこから生まれたのか、その源を知りたくなって、頭の中を覗き見させてもらいました。彼らの“見ている世界”に少しだけ近づけるはずです。

ファッションページでは、統括編集長の田中杏子とファッション・ディレクターの岸本佳子がそれぞれ感性の赴くままにスタイリングしたリアルクローズを特集(本誌 p.46〜)しています。まさにNuméro流スタイルブックです。自分の直感を信じて「今」を纏うこと。それだけで一歩、自由になれる気がします。

インスピレーションソースは意外と身近にあるものです。次に心が動いたとき、その瞬間を大切にしてみてください。そこから、あなた自身の表現が始まるかもしれません。

life in layers

(左)You are repetitive and productive but you dream of being free, 2025 Courtesy the artist and TARO NASU, Tokyo. Photo: Ryan Gander Studio (右)Closed systems, 2024 Courtesy the artist and TARO NASU, Tokyo. Photo:Ryan Gander Studio

「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」展が、箱根のポーラ美術館で5月31日(土)― 11月30日(日)に開催されます。ガンダーは絵画、彫刻、映像などジャンルを超えた作品を制作し、これまでの展覧会でもユーモアと独創的な仕掛けが随所に散りばめられ、見る側が試されているような、当たり前をひっくり返されるような感覚に。空間を生かした展示も印象的なので、ポーラ美術館という場所での開催も楽しみです。詳しくはこちら

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Profile

水戸美千恵Michie Mito 編集長。大学時代にジャーナリストアシスタント、ライターとして書籍、雑誌に携わる。卒業後扶桑社へ入社し、女性ファッション誌を経て『NumeroTOKYO』創刊1年目より副編集長に就任。連載「YOUのテキトーく」「佐久間由美子が聞く 女性表現者たちの闘い」を担当。好きなものは、ファッション、食、旅、アート。座右の銘は「いつも心にナンシーを」。
Instagram: @mitomichie
 

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