ルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）が、2025年5月23日（金）4:00（日本時間）、フランスのプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方のアヴィニョンにあるパレ・デ・パプにて、2026年クルーズ・コレクションのファッションショーを開催した。会場には、日本からアンバサダーを務める広瀬すず、穂志もえか、エマ・ストーン、フィリックス（Stray Kids）や、アリシア・ヴィキャンデル、チョン・ホヨンら華やかなゲストが集結した。
会場となったパレ・デ・パプは、14世紀にローマ教皇庁が一時的にアヴィニョンへ移された際に建設された、ヨーロッパ中世最大級のゴシック建築。壁一面を彩るフレスコ画や壮麗な礼拝堂で知られ、ユネスコ世界遺産にも登録されている。今回のショーは、アーティストのエス・デヴリンがステージデザインを担当。歴史ある空間に神秘的な光の演出を加え、観客を幻想的な世界へと引き込んだ。
中世の荘厳さと現代的なエッジが融合したルックが印象的で、メタリックのスーツジャケット、炎のようなパターンのケープなど、ドラマティックなアイテムが際立った。軽やかで自由なムードを演出するドレス、中世の宗教的な装飾を思わせる豪華な刺繍や金の装飾が施されたコートなどが次々と登場。
色彩はブラック、グレー、ブラウンなどのニュートラルカラーに、オレンジ、グリーン、マゼンタなどの鮮やかな色を組み合わせたカラーブロッキングが目立った。
アクセサリーは、ミラーのような輝きを放つグラディエーターサンダル、金の装飾や花の刺繍を施した「アルマ」バッグ、エキゾチックレザーを使用した「ツイスト」など豊富なラインナップに注目したい。
伝統的なデザインと現代的な素材やディテールを融合させた、ルイ・ヴィトンならではの革新性を感じさせるコレクションとなった。
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