占いと、上手に付き合う攻略法
2021年11月27日(土)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2022年1・2月号に寄せて。編集長・田中杏子からのエディターズレター。
今号の占い特集では、猫星ラピスの占星術(本誌p.105〜)や星ひとみの天星術(p.112〜)、東京ケイ子の招福日読み(本誌p.120〜)や鏡リュウジのタロット占い(本誌p.128〜)と、盛りだくさんに取り揃えてみました。え、そんなに?と思った方はぜひ、鏡リュウジさんとジェーン・スーさん、堀井美香さんの鼎談をご一読ください(本誌p.126〜)。鏡リュウジさん的見解では、占いはエンターテインメントであり、時間のファンタジーを与えてもらっているということだそうです。また、占いは社会風俗的に見ても貴重資料になり得るモノだという読みもすごいです。
私自身の開運アイテムを並べてみました。上段左から時計回りに森星ちゃんが「Beauty of Nature」をテーマにデザインしたhikari x CASTiFYコレクション、大宮エリーちゃんが撮影した龍神様が映しだされた「SACRED SPACE 神聖な場所」の洞爺湖の一枚、2022年は寅年だけど自分の干支ということもあり、私が撮った可愛い馬の写真と、鉄板・富士山の写真(でも雪がないの・涙)。
ファッションの世界のトレンドもある意味、時代を占っているのに近いように感じています。「世界のデザイナーは、新たな時代をこう予言した!」(本誌p.64〜)では、各デザイナーが半年先の2022年春夏ファッションを「これが来る!」と提案(予言)。まさに、時間のファンタジーを与える占いに近いようにも思いますが、あなたはどの予言にピンときますか。さてさて、そんなこんなの丸ごと一冊占い特集です。上手に取り入れて、人生のデザイン設計に活用してくださいね。でも最後は、脳内認識と行動ですよ〜。
Numéro TOKYO編集長 田中杏子