スイーツとワインの美味しい出会い「パティスリィ アサコ イワヤナギ」 | Numero TOKYO
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スイーツとワインの美味しい出会い「パティスリィ アサコ イワヤナギ」

国境やジャンルを超えた料理とお酒の組み合わせを堪能できるレストラン5軒を「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」がピックアップ。

スイーツとアルコールの、官能的な冒険へ

等々力の住宅街にしっくり馴染む、シックな雰囲気の「パティスリィ アサコ イワヤナギ」。イートインでひそかに大人気なのが、ケーキやパフェと自然な甘さのワインのペアリング。素材や果物のおいしさを引き立てるよう、甘さや香り、酸味や食感を緻密に計算したケーキやパフェに、ぶどうの持つ旨味や酸味をベースに作られた、香り豊かで甘味に奥行きのあるワインを重ねると、口の中で香りや酸味の要素が一気に増幅し、幸せな気持ちになれる。

「甘いものには、それをすっきりさせる苦味や渋味のあるお茶やコーヒーなどの組み合わせが一般的ですが、例えばナッツのタルトの香ばしさを高めるには、ナッティな風味のあるワインをぶつけると引き立て合いが素晴らしく、口の中や鼻を抜ける香りがボリュームを増すんです。そんな味の掛け算をスイーツでもぜひ体験してほしい」と、オーナーパティシエールの岩柳麻子さん。パフェとワインとのペアリングは毎日限定数が決まっているから、狙う人は出遅れないように!

白カビチーズケーキ¥550
× ピコリット‘14マルコサーラ(伊)¥700

フランスの白カビチーズ、ブリー・ド・モーを主体にクリームチーズを加え、濃厚なチーズの風味と味わいや半生ケーキのような柔らかさが楽しめる。ほのかな塩気が主張するのは、土台にグラハムクッキーと有塩バター、シナモンなどのスパイスを忍ばせているから。貴腐ワインの持つ芳醇な旨味、かすかな苦味、こっくりとした甘さが相乗効果を生む。

パルフェビジュー フリュイルージュ(季節により内容は変わる)
× ブラケット ダックイ‘15ブライダ(伊)
パフェ&ドリンク¥2,800

ハイブランドのジュエリーをイメージした、パルフェビジュー。3月中はいちご、フランボワーズ、ブラックベリー、ブルーベリーの4種それぞれの酸味や甘味、香りを、ライムのジュレやマスカルポーネのジェラートで変化をつけながら楽しめる。ベリー系の果実をかじったかのようなフレッシュでフルーティーな微発泡の赤は、華やかな香りと軽やかな甘さが、パフェの甘酸っぱさを華やかに高める。

パティスリィ アサコ イワヤナギ
住所/東京都世田谷区等々力4-4-5
TEL/03-6432-3878
営業時間/10:00~19:00(L.O.)
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)

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Photo:Taisuke Suzuki
Text & Edit:Saori Bada

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