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Lifestyle Post

おでんと楽しむペアリング
国内外の酒造も集まる「おでん 二毛作」

国境やジャンルを超えた料理とお酒の組み合わせを堪能できるレストラン5軒を「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」がピックアップ。

Photo:Taisuke Suzuki
Text & Edit:Saori Bada

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ライヴなコの字カウンターは、元祖ペアリングの聖地

「おでん 二毛作(おでん にもうさく)」のカウンターや壁にずらりと並ぶのは、お酒に詳しい人も思わず唸りたくなるような、マニアックな日本酒と自然派ワイン。料理と酒のペアリングが今のように注目されるずっと前から、おでんをはじめとするメニューに合うお酒を追求していたのが、店主の日高寿博さん(ちなみにキアヌ・リーブス似)。フランス、イタリア、そしてここ数年では日本の自然派ワインを扱うと同時に、それ以前から愛する日本酒、特に純米酒の燗酒に相当な経験値を持つ。「うちじゃ、ペアリングなんて言いませんよ」と照れ笑いしながらも、頼んだ料理に合う酒を訪ねれば「ワインと日本酒、どっちでいきます?」と気軽に相談に乗ってくれる、頼れる酒の兄貴なのだ。彼を慕って国内はもちろん、フランスなどからもこぞって酒の造り手が集まるから、壁には愛あるメッセージだらけ。みんな彼のおでんと自分の酒との組み合わせを楽しみにやって来る。ここは美味しさと自由を最も大切にする、知る人ぞ知るペアリングの聖地だ。

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ポテトサラダ¥450
× 八割搗き強力 濁酒(山根酒造場)¥750

旨味の濃い北海道・村上農場のインカルージュ(季節により芋の種類は変わる)を使い、米酢で軽く酸味を効かせたポテサラには、鳥取の幻の酒米・強力を使った純米酒がおすすめ。お燗して引き立った旨味や乳酸系のミルキーな味わいとぴったりくる。おまけの胡麻ドレッシングがけゆで卵までも、ちゃんと合うからうれしい。

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トマト¥400 生姜天¥200チューリップ揚げ¥300
× K16FY_DD(共栄堂/山梨)¥750

実は主役は、おでんの下に張った昆布と鰹で取った一番だし。紅生姜の酸っぱさが効いた生姜天や、魚の練り物を詰めたチューリップ、まるごとトマトの自然な旨味と酸味などが、だしに全て溶け出しているから。和の柑橘のような香りと旨味を持つ、しっかり醸したオレンジワインと、じんわり感じるだし系旨味の癒やしのペアリングだ。

おでん 二毛作
住所/東京都葛飾区立石1-14-4
TEL/03-3694-2039
営業時間/14:00~23:00(月~金)、12:00~21:00(土曜)
定休日/日曜・第三月曜

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