デイ&ナイトで楽しめるカフェのようなビストロ「PATH」 | Numero TOKYO
Life / Food

デイ&ナイトで楽しめる
カフェのようなビストロ「PATH」

国境やジャンルを超えた料理とお酒の組み合わせを堪能できるレストラン5軒を「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」がピックアップ。

朝ご飯からディナーまで、楽しみ方も自由自在 ガラスの扉を開くと、香ばしいパンやコーヒーの香りにお客の会話やBGM、料理の音などがラフに交差する「PATH(パス)」。まるでずっと昔から街に溶け込んでいるカフェのような賑やかさに、元気がもらえそう。 ノンアルコールの朝メニューから、自家製パンなどが人気のランチ、日が暮れると料理は一転、繊細なフレンチになり、酒との本格ペアリングコースが登場と多面的なのも魅力。構えはカジュアルだが、出てくる料理はどれも骨太なのだ。さっと立ち寄るも、じっくり過ごすも、お客の好み次第。 共同経営者であるシェフの原太一さんとパティシエの後藤裕一さんが、今やってみたいアイデアを自由に出し合ってできたここは、いわば食に特化した自由な大人のサードプレイス。 毎日焼く自家製パンやハムなどはもちろん、ワイン、ビール、日本酒やコーヒー、器やカトラリーに内装、季節の花あしらいまで、手がけた職人の丁寧で心のこもった仕事が集まって、そのまま店の味や雰囲気、魅力になっている。

MORNING
自家製グラノーラ¥850
× 自家製発酵いちごジュース(いちごの旬の時季のみ)¥750

朝時間のペアリングの主役は、何といっても自家製のいちごジュース。ほんのりと桜色で淡く香るいちごの風味、喉に染み込むような自然な甘さやかすかな酸味、微発泡の飲み心地は、新鮮ないちごに砂糖と水のみを加え、自然に発酵させて生まれるいちごのエキスそのもの。旬のいちごがのった自家製グラノーラの香ばしさや、ヨーグルトのクリーミーさによく合う。

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DINNER
甲いか、タイ米、カブ
× 寺田本家生酛純米(寺田本家)

香りの良いタイ米を飛魚だしで炊いてピュレのようにした米のソースの上に、表面を軽くソテーした甲いか、塩とレモンでマリネした蕪のソテー、竹炭のチュイルをあしらい、ベーコンの香りの泡をのせ、からすみを散らした和素材が主役の一皿。蔵付き酵母を生かした生酛純米自然酒のすっきりした飲み口や自然な旨味、軽い酸味が、穏やかな和の旨味と調和する。

PATH
住所/東京都渋谷区富ヶ谷1-44-2 A-FLAT 1F
TEL/03-6407-0011
営業時間/8:00~14:00(L.O.)、18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日/不定休
料金/ペアリングコース・料理5皿デザート2皿¥5,800、ワイン・酒6種¥5,200

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Photo:Yukako Hiramatsu
Text & Edit:Saori Bada

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