Life / Food
訪れればそこは“大分”
食材はもちろん、店内にもこだわった「坐来大分」
「坐来大分」では「大分の上質な日常」に出会える。そこここに日田杉をあしらい、建具には見事な意匠の竹細工を、石仏で有名な臼杵の灰石を個室の床に敷き詰め、小鹿田焼きをはじめ、県内で活躍する陶芸家の器を使用。アンテナショップとしては驚くほどのクオリティーの高さだ。食材も同様。関あじ、関さばなど「関もの」と呼ばれるブランド魚は、早朝に締め、当日朝便で空輸。ほかにも、かぼすブリ、豊後牛、おおいた冠地どり、ジャンボ椎茸など、食材の最高級が集まる。「関もの」はお造りに、かぼすブリは郷土料理「りゅうきゅう」に。豊後牛や椎茸は炭火焼きに。安心院淳料理長が的確な技を施し、シンプルに仕上げているからこそ、素材のおいしさが余すことなく引き出されている。食材の宝庫「大分」を存分に味わって欲しい。
坐来大分
住所/東京都中央区銀座2-2-2ヒューリック西銀座ビル8F
TEL/03-3563-0322
営業時間/17:30〜22:00(L.O.)
定休日/日・祝・第一土
URL/zarai.jp
食材や店内の随所に“大分”を感じる「坐来大分」
今月のディッシュvol.93は「地方発アンテナレストラン」をテーマに、おすすめの3軒をご紹介。
地方食材の素晴らしさをダイレクトに味わえるアンテナショップは、各地方の素材や人材を発掘し、全国に発信する場所としても注目される。近年、後継者不足問題などにより、よい食材や食文化が人知れず消えていくなか、著名シェフやソムリエとのコラボなど、東京に発信地として人気スポットが続々誕生している。
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Text:Mika Kitamura
Edit:Yuuka Shiomi