2014 S+S PARIS MEN’S REPORT Vol,3 !!! | Die-co
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2014 S+S PARIS MEN’S REPORT Vol,3 !!!

 

はい。懲りずに第三弾ですよ。スジュールも最後になって参りますとなにやらバタバタして参ります。ショーに展示会にとパリ中を必死の形相で動き回ってますが、素敵なコレクションを見ると疲れもブッ飛びますね。これ、ホント!!!

 

ぶっちゃけ、私自腹で、趣味でパリまで参上させて頂いているので、少ない滞在時間の中、理解出来ないメゾンやあまり好きじゃないブランドのショーや展示会にはお邪魔しないようにしておりますので、かなり偏ってますのでお心してご覧下さいね。

 

 

あの有名なブランドがないじゃない!!!とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが。。。。そういう事なのであしからず。。。。

 

 

まずはPalais de Tokyoにジャック・タチの『Play time』に登場するようなレトロなエアポートのラウンジを作ってしまったのは、Ami Alexandre Mattiussi。独自の美意識でセクシーで大人のパリジャンのワードローブを発表していて来たこのメゾンですが、今回はリゾート気分満載に解放された自由なコレクションが印象的でしたね。パラダイスプリントのショ−トパンツやブルゾン等トレンドのアイテムも満載で、何よりモデルが全員カッコイイ。。。。。惚れ惚れするような素敵なコレクションでした。

 

 

Ami Alexandre Mattiussi のリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

スクールユニフォームと、ここ数シーズンレディスウエアでも取入れている反抗精神たっぷりのテイストをメランジェさせたのはVIKTOR & ROLF。ブレザージャケットのエンブレムをスカルで施したり、スクールストライプのパンツにレザーのライダースをコーディネイトしたり、グッドボーイとバッドボーイの匙加減はいつもながら見事です。こちら、勉強してた真面目な生徒がブチ切れて、本を投げ散らかしたようなフライング・ブックというプリントです。クラシカルなパターンが上品なのにクレージーで楽しかったでね。

 

 

VIKTOR & ROLFのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

今回も世界中のファショニシタ男子達に未来のワードローブを提案して魅了したのがLANVIN。スーツスタイルをベースにオーバーシルエットからピッタリタイトまで自由自在にシルエットを操りゲスト達を挑発します。新しい概念の男性におけるセクシーの表現も豊富で、ジオメトリックなパッチワークのフィーチャリスティックなレースのようなネットのタンクトップや、ウルトラショートのショート等、個性的なアイテムにジャーナリト達も熱狂していましたね。。。re-seeにてルカ様を発見!2ショットさせて頂きました!

 

 

LANVINのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

光溢れる印象派の画家達が憧れたフランス南部のプロヴァンスをテーマにコレクションをクリエイトしたのは、いつもながら独自の才能を発揮するギョーム・アンリによるCARVAN。アーティスト達が自らのスタイルにあまり気を使わない独特の野暮ったさを、洗練されたスタイルでスタイルに取り入れ、わざと糸の抜けたニットやグラフティのカットソー等チャーミングなアイテム満載です。ヌーディーなシューズやフレアのブリムの大きなハット等レディースに用いられるアイテムもサラリと取り入れ、また話題になりそうなコレクションデしたね。こちらはわざとカフスが閉まらないように仕立てられたシャツで、袖を捲ったような印象を受けますね。。。。一体何を、考えてんだかねぇ、、、可愛いから許すけど。。。

 

 

CARVENのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

ノルマンディーを出発してマダガスカルへ向かうラグジュアリーなクルーズツアーのゲストをテーマに、伝統的なクラシカルなスタイルに、リゾート気分を取入れて開放感溢れるワードローブを提案したのはPAUL & JOE。絶頂期のアラン・ドロンをテーマにラグジュアリーでリラックスしたスタイルが好評で、お得意のクオリティの高いプリントも南国の花々やアフリカの動物達等楽しくコレクションを盛り上げます。

 

ネェ?お解りでしょ?アラン・ドロンな感じ。。。。このタイニーなショートパンツのスイムスーツ。。。かなり気になりましたね。。。。

 

 

PAUL & JOEのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

相変わらずスペクタクル満載でコレクションを飾ったのはTHOM BROWNE.NEW YORK。普段中々入れない国家機密の軍事学校を舞台に、シャーロット・ランプリング主演の『愛の嵐』さながらの真っ赤なルージュのモデル達がオートクチュールのような、メンズウエアでは見た事無いようなオリジナリティ溢れるドレスのようなスタイルで登場しました。水平のタトゥーのイカリのモチーフはジャカードやエンブロイダリーになってジャケットやコートを飾り、グレー、ネイビー、レッド、ブラックというカラーで守りに入らないミリタリースタイルを見せてくれましたね。

Photo by Dan and Corina Lecca

 

 

THOM BROWNE.NEW YORKのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

2014 S+S PARIS MEN’S COLLECTIONの総括はこちらでご覧下さい。トレンドからいろいろな情報が一発で理解出来ますよ。

 

 

 

 

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die-co★
TOKYO
stylist designer artdirector

雑誌・TV・映画・舞台等、スタイリングからディレクションまで幅広く活躍中。著書『ダイコ★のブランドパスポート』が発売中

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