Culture / Feature
あなたの知らないユートピアへ vol.11 刺繍作家、小菅くみ
世の中には、まだまだ体験したことのない快楽の世界がある。その世界にたどり着くには与えられた「数値」を意識するだけ!? あなたはどの楽園に行ってみる? 刺繍作家、小菅くみは刺繍に20分間没頭することが癒しの時間。( 『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年4月号掲載)
刺繍 20分
没頭する時間が“心”に効く
「『これを縫いたい』と強く思ったら、どんなに時間がかかっても疲れるということを忘れてしまうくらい集中できて、心が落ち着きます。例えば20分、刺し子のように一定の同じ縫い目を縫えばハンカチなどに一つのデザインができるし、丸の中を埋めればブローチやヘアゴムに使えるモチーフとなります。自分が欲しいものを自分で作れたとき、贈った際に喜んでもらえたときの達成感と充実感はほかでは得がたいものです!」
Text:Miho Matsuda Edit:Sayaka Ito, Saki Shibata, Mariko Kimbara
Profile
小菅くみKumi Kosuge
刺繍ブランド「EHEHE(エヘヘ)」主宰。人物や動物の繊細な表情までを刺繍で表現。「ほぼ日刊イトイ新聞」“感じるジャム”“おらがジャムりんご”シリーズでレシピを担当。