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Culture Post

幸せを学ぼう! 経済編
ハッピーになるためのキーワードを解説

幸せの形が多様化するなか、どうやったら最大限ハッピーを享受できるのか? 科学、経済、言語、女性学…各分野の豪華講師陣がハッピーになるためのキーワードを伝授。(「ヌメロ・トウキョウ」2017年3月号掲載)

Illustration:Walnut
Interview & Edit:Sayumi Gunji
Text & Edit:Etsuko Soeda

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Class II : Economics
2017年、まず経済的に自由になろう!

テクノロジーイノベーションが進み、「第4次産業革命」が起きようとしている。過渡期である現代におけるこれからの働き方、お金との付き合い方について、貨幣論や情報化社会学のエキスパート、山口揚平に話を聞いた。

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3つのダブルで人生をアップグレード

2017年、重要なキーワードとなるのは「ダブル」です。これまでは自分に最適だと考える1つの仕事をこなし、特定の場所に住み、たった1人のパートナーを見つけて生活をしてきたわけで、選択肢が1つしかなかった。しかし今後は、仕事なら副業をしたり2つの仕事を並行して行うダブルジョブをこなしたり、2つ以上の生活拠点を持つデュアルライフを送り、複数のパートナーと豊かな暮らしをしていく。まず仕事ですが、日本では長年、朝から晩まで働くことが正しいという勤労主義にとらわれてきました。しかし今こそ抜け出して、貢献主義に変えることが大切です。仕事とは成果、すなわち貢献することであると考えを変えるのです。すると1つの会社に縛られるのではなく、業界も会社もまたいで、人と業務を組み合わせて働く方が価値を出しやすいとわかるはず。そして2拠点生活は、日本の生産性を上げるためにも義務化すべきだと思います。すべての人が都市と地方の両方に住民票を持てるようにする。人が交流するからこそイノベーションが起こります。2拠点で生活すれば消費も倍増し、さらに地方の活性化も進むなど、様々なことが一気に解決します。

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世界17位、米国のわずか60%という低い日本の生産性を高めるための新しい働き方、生き方に必要なのは「2」というキーワード。

また、日本ではまだなかなか声高に提唱するのは難しいですが、世界的にポリアモリー(複数愛)が進んでいます。昨今の日本の不倫問題も、現行の結婚制度が限界に達した結果です。セカンドパートナーを持つことで、より自由で幸福な生活の実現が可能になる時代になります。多夫多妻とは言いませんが、二夫二妻までは許容すべきかもしれません。要は、1つのものに依存せず、2つ以上を持ちリスクヘッジと可能性を追求することがこれからの生き方になっていきます。

意識をどこに向けるかが幸福感を得るカギ

Profile

山口揚平(Yohei Yamaguchi) 事業会・思想家。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院修士。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業。コンサルティング会社をはじめ、宇宙開発事業やロボット開発企業、劇団、漢方茶、グローバル人材教育など複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演活動を行っている。専門は貨幣論・情報化社会論。(Photo:Wataru Fukaya)

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