Art / Post

秋のアート体験に超新星現る!
『岡山芸術交流 2016』レポート

岡山といえば、瀬戸内海を望む “晴れの国”、世界的なデニムの聖地、超高級フルーツ、桃太郎伝説etc.。そしていまこそ注目すべきは “最先端の現代アート”。いま岡山で何が起きているのか? その答えがここにある!

okayama art summit 2016
okayama art summit 2016

岡山唯一のミニシアターとしてカルチャーシーンに存在感を放つシネマ・クレール 丸の内の外壁には、コンセプチュアルアートの先駆者の一人、ローレンス・ウィナーによる作品が。同館では、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」オープニングで話題を呼んだパフォーマンスも記憶に新しい、ドミニク・ゴンザレス=フォースターの過去のパフォーマンス映像を集約し再編集された作品が、1日1回上映されている。

岡山という都市の各所に設置された作品を訪ね歩くうち、共有された場の意味や文脈が揺さぶられ、まるで頭をマッサージされているかのような感覚に陥るーー。道行く人々がふと足を止め、その言葉に考えを巡らせる光景すらも、まるで作品の一部のように思えてきた。

okayama art summit 2016
okayama art summit 2016

okayama art summit 2016
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そしてそのすぐ近くには、『岡山芸術交流 2016』の連携プロジェクトのひとつ、「ちいさな“テロワール”」の会場が。岡山城の西丸西手櫓を背景に、千葉学、平田晃久、槻橋修ら建築家3名と学生たちの共同設計による、組み立て・移動可能な屋台建築が設置され、岡山の美食を代表する人気店が日替わりで料理やドリンクを提供する趣向だ。
この日の出店はロースビーフステーキが自慢の「鉄板 かや乃」、奈義牛の鉄板料理で話題の「QUCHI」、自家栽培・自家製造の茶葉を提供する「下山さんちのお茶」の3店。他にも和食「爺や」、フレンチ「クロサンス」、イタリアン「リストランテステリーナ」など、その名を知る人ならあっと驚くレストランが登場。「これだけの店が協力するとは、通常の催事では考えられない!」という声が聞こえてくるほど。岡山の食によるおもてなし、これは味わわずにはいられない……!

okayama art summit 2016
okayama art summit 2016

岡山の文化資産 × 世界レベルのアートで描く未来

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太Keita Fukasawa コントリビューティング・エディターほか、フリー編集者、ライターとしても活躍。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numero TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集やインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)などがある。『Numéro TOKYO』では、アート/デザイン/カルチャー分野の記事を担当。

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