指原莉乃の分岐点「ワンカップを飲みながらドラフトを見てめちゃ泣きました」 | Numero TOKYO - Part 4
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指原莉乃の分岐点「ワンカップを飲みながらドラフトを見てめちゃ泣きました」

Numero TOKYO 83号/きっかけは“コレ”でした vol.56 指原莉乃
Numero TOKYO 83号/きっかけは“コレ”でした vol.56 指原莉乃

──アイドルとしての活動だけなく、MC、お芝居といろいろやっていらっしゃいますが、この先、どんな方向に進みたいですか。

「うーん、難しいですね。そのときに自分が楽しければいいかな。芸能界じゃなくても。結婚したら楽しいだろうし、結婚しなくても友達と遊んでいたら楽しいだろうなと思います。将来のことは全く想像できないんですけど、何になりたいとかこだわらず、自分がいい人生だったと思えればいいな」

──目標がないと不安にならない?

「反対に目標を決めると、達成しちゃったときにつまらなくなると思い、あえて決めないようにしています」

──卒業を考えますか?

「昔はいつもいつ辞めようかとタイミングを考えていたけど、今はコンサートが楽しいから辞めようとは思わないです。2014年の1月にAKB48のコンサートの演出の方が変わったことも大きいです。ハートで教えてくださるおかげで、アイドルとしての寿命が延びたというか。その方に出会ってから、もっとアイドルとしてコンサートをやりたくなりました」

──でも、コンサートはグループを卒業してもできるのでは?

「一人でコンサートしたいという願望はそんなにないんです。大勢でやっているのが楽しい。全くやりたくないのかといわれたら、そういうわけじゃないけど、もともとソロデビュー願望はそんなにないので」

──芸能界以外でやってみたい仕事はありますか。

「普通に接客業をやってみたいです。もう一生できないのかなあって。例えばコンビニで働いていて『あっ、指原がいる!』って言われるのは嫌じゃないですか。将来、他の仕事をするなら、人と関わらないほうがいい。40歳ぐらいになって、皆が忘れた頃にやろうかな。たまに懐かしのアイドルみたいな企画でテレビに出たりして」

──外で声かけられるのは嫌?

「今は全然嫌じゃないですよ。ありがたいです。でも余生は静かに暮らしたいですね(笑)」

Photo:Eiji Hikosaka Styling:Hirotaka Kajiwara
Hair & Makeup:Yuki Amano Interview & Text:Maki Miura
Edit:Saori Asaka

指原莉乃(さしはら・りの)

1992年生まれ、大分県出身。博多を拠点とするアイドルグループHKT48に所属、劇場支配人も務める。2007年AKB48の5期生オーディションに合格。11年にAKB48メンバー初の単独冠番組『さしこのくせに』で独自のキャラクターに注目が集まり、同年より『笑っていいとも』にレギュラー出演。バラエティにも活躍の場を広げる。12年にAKB48からHKT48に移籍。13年のAKB48選抜総選挙では1位を獲得。放送中のバラエティ番組『※AKB調べ』ではMCを務めている。

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