小野ゆり子のターニングポイント「突然、大学辞めよう!って決意したんです」 | Numero TOKYO - Part 3
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小野ゆり子のターニングポイント「突然、大学辞めよう!って決意したんです」

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──そうやってトライすることにワクワクできるんですね。 「はい! だから明日のシーンどうしよう? って一日中考えちゃうんですよ。…一日中というのは盛りましたけど(笑)。現場に行く電車の中とかでは、『あ、いい案を思いついた!』ってずっといろいろ考えてます。やっぱり、今はまだ自分の演技に絶対に満足できないんですよね。毎回毎回、新しい課題が生まれていく。でもその課題を一つ一つ克服していくのが楽しいんです。私、学生時代の勉強は、あまり楽しいと思ったことがなかったんですね(笑)。でも、お芝居に関しては大変なことも楽しめているので、それだけ好きなんだなって自分でも思います」
──女優業に集中するようになったことで、プライベートでも変化があったりしましたか? 「プライベートでは、あまりないですね。もともとオンとオフははっきりしているほうで、家に帰って役柄を引きずったりはしないので。ただ、今は女忍者をやっているせいか、ちょっと目つき怖いね、とは言われますけど(笑)」
──サナは今にも斬りかかってきそうですものね(笑)。 「実は次は舞台をやらせていただくことが決まっているので、今回のサナ役でいっぱい体を動かせたことは、きっと何かにつながると思うんです。だから新しいお仕事をするたびに、今度はどんな自分を発見できるのか、私自身楽しみにしてます」
──舞台なら、また今回とは違う経験ができますね。ちなみに、現時点で今年中にこれは成し遂げたい、と思っていることはありますか? 「今年はドラマに始まって、舞台と続くので、ぜひ映画もやりたいです。やっぱりドラマ、舞台、映画と全部経験できたらうれしいですから。Numéro TOKYOの占いを読んだら、しし座は7月中旬から、すごく運気がいいらしいんですよ(笑)。だからその頃にいいお話があるんじゃないかなって思ってます(笑)」

小野ゆり子(おの・ゆりこ)

1989年8月4日生まれ。2008年からモデルとして活動をスタート。09年からは長編映画、短編映画、舞台など幅広く活躍している。主な出演作に、舞台カタルシツ『地下室の手記』、映画『指輪をはめたい』『ハードロマンチッカー』、ドラマ『最高の離婚』『刑事のまなざし』など。主演ドラマ『天誅〜闇の仕置人〜』が現在放送中。

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