音楽と熱演に涙! レディー・ガガ主演の感動作『アリー/ スター誕生』
感動のエンターテインメントとして話題の映画『アリー/ スター誕生』が12月21日(金)より、いよいよ日本でも公開される。歌姫レディー・ガガ初主演映画、俳優ブラッドリー・クーパー初監督作品という触れ込みがお飾りに思えるほど、彼らによる音楽そして作品そのものの魅力で絶賛されているという。
カリスマ歌姫、レディー・ガガ初主演の全米大ヒット作が日本上陸! W主演にして監督、ブラッドリー・クーパーとの熱い共演で贈る珠玉のラブストーリー
あのレディー・ガガ初主演の映画がいよいよ日本公開となる。すでに全米で大ヒットし、アカデミー賞に向かう賞レースの目玉のひとつとも言われている話題作だ。監督を兼任するもう一人の主演は、『アメリカン・スナイパー』などの人気俳優ブラッドリー・クーパー。もともとクリント・イーストウッドが熱望していた企画(当初、主演はビヨンセの予定と伝えられていた)を引き継ぎ、初監督で見事な成果を収めた。オリジナルは1937年の名作『スタア誕生』。今回は4度目の映画化となるが、とりわけバーブラ・ストライサンド主演の1976年版との関連は大きく、実質このヴァージョンのリメイクと言っていいだろう。
主人公は歌手を夢見るアリー(ガガ)。昼はウェイトレスとして働きながら、夜は小さなバーで歌う日々。圧倒的な歌声で毎夜客席を魅了しながらも、才能や容姿に自信を持てず、大きなチャンスをつかめないままに時は過ぎ、半ば夢をあきらめている状態だった。そんな折、彼女はアリゾナ出身のカントリーロック系、大物シンガーソングライターのジャクソン(クーパー)に出会う。
アリーの歌に惚れこんだ彼は、彼女を注目の新星としてサポートし、アリーは瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。同時に激しい恋に落ちた二人。しかし、幸福の絶頂のはずの彼らの行く先には皮肉な運命が待ち構えていた――。
ナチュラルな素顔をさらけ出し、自らの実人生の軌跡と重なる役どころを熱演するレディー・ガガ。「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」など、メインの楽曲群も今回のための書き下ろし。映画は彼女のワンマンショー的になるかと思いきや、意外にそうでもない。特に後半はブラッドリー・クーパー扮するクーパーのドラマがきっちり語られ、ショービジネスの光と影、それでも変わらぬ恋人たちの絆を感動的に浮き彫りにする。
カントリーミュージシャンのルーカス・ネルソン(バンドメンバーとして出演)らと一緒に作り上げたクーパーの音楽も高い評価を受けている。王道のシンデレラストーリーが基本だが、それ以上に男女二人の世界を描き切るラブストーリーといった趣きだ。
もちろんステージに立つガガのエモーショナルな歌声はなによりも圧巻。ちなみに、アリーの自宅の部屋にキャロル・キングの名盤『つづれおり』が飾られていたりなど、さりげないディテールも見逃せない。
『アリー/ スター誕生』
監督/ブラッドリー・クーパー
出演/ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・シャペル、サム・エリオット
2018年12月21日(金)より、全国公開
URL/http://starisborn.jp
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
Text:Naoto Mori Edit:Sayaka Ito