現代女性は必見!女性に訪れる”中年の危機”をリアルに描く | Numero TOKYO
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現代女性は必見!女性に訪れる”中年の危機”をリアルに描く

『JUNO/ジュノ』と『ヤング≒アダルト』に続き、ジェイソン・ライトマン監督と脚本家ディアブロ・コディのタッグが実現。「姿かたちで判断される世界に生きている」女性の中年の危機を描いたというコディの実体験を元に生まれたストーリー『タリーと私の秘密の時間』が8月17日(金)に公開される。

育児に頑張りすぎな女性たちへ――自分をケアして心身のリフレッシュを

テーマは「ワンオペ育児」。これまで仕事も家事も完璧にこなしてきた主婦のヒロインの悪戦苦闘と、その処方箋を描く現代的なヒューマンドラマだ。監督は『JUNO/ジュノ』と『マイレージ、マイライフ』で二度アカデミー賞にノミネートされた若き名匠、ジェイソン・ライトマン。主演にはオスカー女優のシャーリーズ・セロンを迎え、監督とは『ヤング≒アダルト』に続き再びタッグを組む。

脚本は『JUNO/ジュノ』と『ヤング≒アダルト』を手がけたディアブロ・コディ。全員が1970年代後半生まれのアラフォーであり、同世代トリオのリアルな心境が託された物語だ。

三人目の子どもが生まれたマーロ(シャーリーズ・セロン)は大忙しの日々を送っている。夫のドリュー(ロン・リヴィングストン)は穏やかな性格だが、仕事から帰宅するとゲームをやって寝てしまい、家事や育児は妻にほぼ任せっきり。どんどん疲労が蓄積していくマーロは、ついに限界を感じ、彼女の兄が推薦してくれた夜間のベビーシッターを頼むことにする。

そうして現われたタリー(マッケンジー・デイヴィス)は、意外にもイマドキの美女。しかも仕事も気遣いもパーフェクトという最強のベビーシッターだった。この救世主の登場により、マーロの生活は一変。かつて自分が若かった頃のように笑顔と元気を取り戻し、彼女の周囲もぴりぴりした空気から解放されていくのだが……。

子育て経験者なら誰でも「あるある」と共感するエピソードに、タリーという不思議なキャラクターがファンタジーやミステリーの要素を加える。寓話とリアルを織り交ぜた語り口はとても優しい。一生懸命だけど、時に頑張りすぎな女性たちすべてに向けた応援歌だ。必見!

『タリーと私の秘密の時間』

監督/ジェイソン・ライトマン
脚本/ディアブロ・コディ
出演/シャーリーズ・セロン、マッケンジー・デイヴィス 
2018年8月17日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
URL/http://tully.jp/

© 2017 TULLY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

Text:Naoto Mori Edit:Sayaka Ito

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