夜の特別拝観券。
なんてハッとする響きを持った言葉なんでしょう。
でもこれ、実はやましいモノではなく
普段は5時ごろ閉まってしまうお寺や神社が、夜はライトアップをした姿で拝観できるスペシャルな券なのです!!
いつの間にか季節は秋を過ぎ冬になり次このスペシャルな券を手に入れるには
春まで待たなければいけなくなってしまったんですけどもね。
師匠も走る12月といいますが、今年特に過ぎ行くのがはやい。師匠走りすぎです。
今はもはや枯れつつある木々…。
そんな今あえて紅葉写真を見て
「今はちょっとハゲ気味だけど、こんなに輝いてたときもあったんだよね。今年も一年ありがとう木々」
という気持ちで振り返っていきましょう。
11月下旬。時刻は日も落ち切った18時…。
到着したのは「青蓮院門跡」。
ちなみに読み方はせいれんいんもんあとではなく、しょうれんいんもんぜきです。
現地ではフリ仮名を見つけられず、せいれんいんって響きもなんだか落ち着かないのでアオハスって愛称で呼んでました。
まさかしょうれんいんと読むなんて’2013秋。
入ってまず現れたのは
これです。
光って、消えてを繰りかえす大宇宙の星空のような光たち。
その奥の真っ赤に燃えるようなライトアップされた巨木は、時間によって黄色く光ったり、緑に光ったり…。
きれいだね。きれいだ。きれいだけど…お、お寺感は…?そして一体何を意味しているのだろうこの規則的な光は!??
初☆夜の紅葉デビューだったのでどんな展開が待ち受けているかわからず
突如現れた大宇宙(紅葉なし)に相当うろたえたのですが
もちろんこれで終わるはずもなかった。
照らされる紅葉と竹林にうっとり…。
そこから歩いて清水寺のほうへ向かう途中、
高台寺圓徳院に出会い突入。
受付のお姉さんに「共通パス買った方がお得やで」と言われ、言われるがままに共通パスを購入。
そこは、豊臣秀吉の妻ねねの終焉の地でした。
26の秀吉と14歳で結婚したねねちゃん。
こんな年の差だけど、当時にしては珍しい恋愛結婚だったそうな。
…時代が違うからね。今やったら犯罪だからね!
秀吉が亡くなったあと、ねねちゃんが58歳のときに圓徳院に移り住み、
自分が死ぬまでの77歳までの19年間を、
文化人を招いたりしながらこの地で過ごしたらしいです。
そんな圓徳院は
こんなところです。
共通パスは、掌美術館と高台寺、高台寺圓徳院と3つがセットになってさらにポストカードまでついてくるお得な券で!
掌美術館で12個顔のついた鎧を被った美術品などを見て、
いざ高台寺へと向かったそこで出会ったものは。
つづく