「BONEE」のシルバージュエリー|私たちのモノ語り #077 | Numero TOKYO
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「BONEE」のシルバージュエリー|私たちのモノ語り #077

もう思い出せないぐらい昔、少なくとも干支がひとまわりするより前からずっと、ジュエリーはイエローゴールドばかり身につけていました。自分の肌にはイエローゴールドがよりしっくり馴染む気がしていたのと、歳を取ったらマーティン・パーの写真に出てくるようなヨーロッパのおばあちゃんのように、少し日焼けしたドライな肌にゴールドジュエリーをじゃらじゃらつけるの(雑なイメージで失礼……!)が理想だなぁとどこかで思っていたからかもしれません。

ところが今年、シルバー欲がむくむくと湧いてきたんです。多分、アップルウォッチが手放せなくなってしまったことがきっかけなのですが、背中を押したのはジュエリーブランド「BONEE(ボーニー)」との出会い。

このダブルフィンガーのリング「TATOO RING」が自分の指にしっくりとハマりました。ドローイングのようなアーティスティックなラインを描くシルバーリングは日常使いしやすく、その名の通りタトゥのように寄り添ってくれます。SHIHARAの華奢なゴールドリングをマリッジリングとして毎日つけているのですが、ちょうどいい感じに重ね付けもできるところもお気に入り。着脱や付け心地はスムーズですが落としてしまったりすることもなく、夏前からずっとスタメンです。

で、次に購入したのは、チーズインスナックみたいなぼってりとした四角いピアス。耳たぶを挟むようにしてピアスの穴にポストを通すのですが、横からはフープ状に見えます。素材の美しさとニュートラルな佇まいが特徴のボーニーのジュエリーですが、いまのムードに合ったデザインのさじ加減が絶妙。このピアスはコンパクトなわりにボリューム感もあり、シンプルなんだけど遊び心も感じさせるデザインで、Tシャツやスウェットに合わせても気負わず華やかになるので重宝しています。

また、ボーニーといえば24SSからスタートしたヘアジュエリーが素敵なんです! 構築的で有機的な唯一無二のデザインのヘアクリップに惹かれるのですが、ショートヘアなのでつけられないのが無念すぎて……(涙)ギフトにしてもいいな〜と指をくわえて見ています。

そして自分には、次はボールチェーン(Numero CLOSETでもお取り扱い中)を狙っています。夏はTシャツにこのネックレスをつけるだけで、不意に人に会ってもOKな仕様に(ってそればっかりですが)。フックのデザインもポイントで、機能面でも爪が痛くならなさそうでいいんじゃないかなと思ってます。

デザイナーのノゾミ・フジクラさんのインタビューも合わせて、ぜひボーニーをチェックしてみてください。

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Profile

井上千穂Chiho Inoue フィーチャー・ディレクター。『Numero TOKYO』創刊時よりエディターとして主に特集を担当。2011年よりウェブマガジン「honeyee.com」「.fatale」の副編集長をつとめ、19年より出戻り現職。作り手の話を聞き、ものづくりの背景を知るとお財布の紐が緩みます。夜な夜な韓国ドラマに、休日は自然の中に逃避しがち。子連れ旅もお手のものな二児の母。

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