※この記事は、Numero TOKYO編集長・田中がハニカムにて連載していた記事を再掲載したものです
パリコレが終了し、ほっとひと息のGWが明ければ、
恒例の、秋冬展示会強化月間が始まります。
そして、今週はさらにトップブランドの強化週間です。
本日、スタジオにこもって撮影予定の私は、ランチの空き時間を利用して、
スタンプラリーよろしく、表参道界隈の展示会を4件回ってきました。
まずは、ミラノコレクションで披露したランウェイショウを、
表参道ヒルズ「スペースO」にて開催するFendiへ、スタジオを後にまっしぐら!
が、時すでに遅く、すっかりショウは終わっておりました。がっかり。
が、外のブースに飾られたアイテムの中に、面白いものを発見。
毛皮のコートをつくる段階の、シーチングと型紙のパターンが飾られておりました。
こういうのを見れるのってなかなかないので、その珍しさからカメラにぱちり。
あの美しいFendiの毛皮のコートがどうデザインされ、形になってるのかって?
驚きました。カール・ラガーフェルドの描くデザインスケッチをもとに、
まずはシーチング(ベージュの布・写真右)で、形をつくるそう。職人の手と腕がすべてですね。
もちろん手直しが何度も入り、シルエットなどが出来上がった段階で、
紙の上の型紙に起こすんですって(写真左)。これって立体裁断っていうやり方なのかな?
型紙を起こしてから、シーチングだと思ってました。
次に、キャットウォークコレクションも魅力ですが、プレフォールも美しいDIORへ。
特に私の目を引いたのが、こちらのレインブーツ! しかも赤!!! 欲しい~。
サイドに飾れているのはムッシュ・ディオールの頃に使われていたロゴマークだそう。
かわいい~~! お値段もびっくりするほどお手頃です。要チェック。
次に、愛らしい妹のようで、ビジネスは大先輩の森本容子ちゃん率いるKariAngへ。
そこで、容子ちゃんがいた古巣のバロックジャパンのPressチームとばったり。
ちら見のはずが、おしゃべりに夢中になっちまった。おっと、10分遅刻だわ~。
さらにはみんなで記念撮影。
慌ててB&B Italiaへ。
先日のミラノ・サローネの報告などをビデオを観たりしながらゆったりくつろぐ
サロン感覚のワークショップ的なものだったそうで、慌てて入った私は場違い?な人。
お茶を進めてくださる南出さんに丁重にお断りをし、MAXALTOの新作だけ見せていただきました。慌てて出たので写真撮るのを忘れました。
そしてスタジオに戻って、これを書いています。
明日も同じくスタジオ籠り作業。空き時間に表参道2件、銀座3件を回る予定。
行けるかな~???