Gucci90年のアーカイブ展 | Ako Tanaka
Ako Tanaka

Gucci90年のアーカイブ展

京都は鹿苑寺金閣にて開催の、Gucci90年のアーカイブ展に行ってきました。

 

 

鹿苑寺金閣は、北山文化を代表する建築で世界遺産に登録されていますし、

通常は公開していない方丈にての展覧会ということもあり、かなりお薦めです。

GUCCI90年のアーカイブ展とは、

さまざまな時空間を、旅してきたGucciアーカイブの鞄たちを主役とし、

さまざまな時空間を、ずっと佇んで見つめてきた金閣寺を舞台に、

クラフトマンシップと伝統という共通ワードで奏でたコラボレーション。

新しいアプローチで、時空を超えた芸術を体感できます。

展覧会のクリエイションを担われたのは、日本画家の千住 博さん。

狩野派一門によって描かれた、方丈のふすま絵からインスピレーションを得て、

選ばれた逸品の鞄たちを「時の場」に配しました。

 

 

ふすま絵の仙人たちの鞄のように・・・

まるで木陰の下にいるように・・・・

 

 

仙人が持っている杖をいれる、杖入れ鞄のように・・・

お茶目なクリエイションは続きます。

 

 

 

バンブー バッグが森の中で息づいているように・・・

 

 

よれっとした仙人には使い古された鞄にスカーフをあしらって・・・

それぞれの仙人に、それぞれの鞄を選びます。

 

 

長旅で疲れた心身に、じわ~と染み込む水の音。

思わず下駄(スリッパ?)を脱ぎ捨てて、水の中に飛び込んで・・・

 

 

 

旅の最後は雪景色。白い鞄を集めましょう。

というのが、千住さんの巡り巡った果てしない想像力。さすがどすえ!

クリエイションって素晴らしいな~と、楽しませていただきました。

GUCCIさん、鹿苑寺金閣さん、ありがとうございます。

こちらは・・・7月13日まで、特別公開されているので、ぜひ足を運んでみてください。

Profile

ako tanaka
TOKYO
editor in chief

編集長。ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。
ako tanaka│blog│numero.jp Numero TOKYO エディターズブログ

Backnumber

Recommended Post