ミラノコレクションが終了し、パリからミラコレ速報を書いています。 どうしてこんな風にミラコレ速報をパリコレ最中に瞬時にアップできるかといいますと、 今年のミラノは、プラダを着た悪魔さんが、3日間しかミラノに滞在しないわと言ったせいで、 大変短い期間に凝縮され、ほぼほぼ4日間にショウや展示会が集約されてしまいました。 おかげさまで私たちプレス側は、ミラノ終了からパリの本格スタートまで、 ゆったりした3日間を送らなくてはいけなくなったからなのです。こんなの始めて。 ところが、プラダを着た悪魔さんはところ構わずパリも3日間!と言ったらしく、 が、お好きにどうぞ!と、勝手きままなフランス人には効果なく、 スケジュールの変更はしなかったそう。やれやれな悪魔さんです。
と、長い前置きはさておいて・・・ミラコレ速報です。
Dolce & Gabbanaは、サルトレリア(服の仕立て屋)生まれのDomenico Dolceさんと Dolce & Gabbanaブランドのレビューコレクションとも言える、 仕立て屋の服らしい、仕立ての良い服のオンパレードでした。 しかもシシリーDNAが盛り込まれているので、なんだかセクシーなんです。
写真右端に白衣を着た方々が大画面で映し出されてますよね? 彼らが、Dolce & Gabbanaの工房で働く職人さんたちで、 このショウは、こういう裏方さんたちの働く姿も同時に動画を流してクローズアップし、仕立てのいい服の服作りにかける情熱や深さ、付加価値をまざまざと見せつけており、見ていてなんだかジ~~ンと感動、目がウルウルしているジャーナリストが多かったです。私もそのひとり(感動)。
Gucciブランド黄金期をテーマに、今の時代にリデザインさせ、ファビュラスなコレクションを披露してくれたのがFrida Giannini。 70年代と90年代の美味しいところを掛け合わせた、グラマラスなコレクションは、撮影したいし着たいしと、女ごころに火をつけてくれました。
こちらはフィッシュネットドレスにフェザーを縫い付けたドレス。キラっと光るアクリルも同時に縫い付けてあり、動くとフェザーの下からほのかに煌めきを放ち、目が釘付けに。
ミラノコレクションは70年代を彷彿とさせるコレクションが多かったです。
こちらはEmilio Pucci。
日本撤退で話題となったVersaceからVersus。
日本でもon lineサイトe-コマースで買い物ができるようになるとか、
百貨店さんで売り上げが伸びているとか、囁かれるVersus。
プレゼンテーションスタイルが、なんだか新鮮でした。 こちらはカラーチーム。
隣にはいろんなブラックトーンを着たチームもいたので、 全体が色鉛筆のように、華やかでした。
横切ってるのがブラックチーム。
他にもFuture Classicというテーマで、おばあちゃまのクローゼットから出てきたようなアイテムに
フューチャリスティックなディテールを盛り込んだPrada。
おばあちゃまのクローゼットから・・・という形容、ミラノコレクションでは多かったです。