Fashion / Editor's Post
アンソニー・ヴァカレロの新しいアイデアが溢れる「Saint Laurent」
編集長・田中杏子 2017-18秋冬パリコレ日記。
「サンローラン(Saint Laurent)」は、クリエイティブ・ディレクターにアンソニー・ヴァカレロを迎えて2度目のコレクションでした。溢れんばかりのアイデア!! 「新しさ」がたくさん詰まっています。
まずはスタイリング。イールスキン(うなぎのレザー)とニットの組み合わせが新鮮です。
アイコニックだったデザインは、ボリューミーなアームピース。個人的にも欲しい!と今から気になっています。
くしゅくしゅっとしたフォルムのブーツもポイントになっていました。靴にポイントを置き、あえて「少しアンバランスかも?」と思わせるような、絶妙なシューズスタイリングに注目しています。
そして、今回からメンズが統合されたという新しさもありました。モデルの人数も多く、そのスケールは圧巻! これまでメンズをメインには手がけてこなかったアンソニーの提案がこれからも楽しみです。
ランウェイにはCHIHARUちゃんも登場しました! 誇らしいですね。
最後のフィナーレをモデル全員煌めくクリスタルやビジューのスタイルに統一していたのも斬新で、アンソニーの頭のなかは、新しいアイデアで溢れているんだと思います。
Saint Laurent
HP/www.ysl.com
Instagram/@ysl
Profile
田中杏子Ako Tanaka
編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
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