アートサロン SCÈNEが、ECサイト「DearART」をリリース | Numero TOKYO
Art / Editor’s Post

アートサロン SCÈNEが、ECサイト「DearART」をリリース

Small closet XV ©️Midori Sato Courtesy of Tomio Koyama Gallery ¥300,000
Small closet XV ©️Midori Sato Courtesy of Tomio Koyama Gallery ¥300,000

東京都内の一角にあるアートサロンSCÈNEが「ネットで現代アートを買う」という、現代のライフスタイルにあったECサイトを5月1日にリリースしました。そこでは、日本国内の選りすぐりのギャラリーやアーティストと提携して、買えるアートを紹介しています。

「いま、アートの世界も変わりつつあります。アーティストは作品発表の機会を失い、 ギャラリーは休業を余儀なくされました。 それでも、歴史が証明しているように、国の豊かさは文化の豊かさ。そして豊かさとは強さです。 」 DearARTを立ち上げた、SCÈNE代表の山本菜々子さんのコメントです.

Jacket IV  ©️Midori Sato Courtesy of Tomio Koyama Gallery  ¥360,000
Jacket IV  ©️Midori Sato Courtesy of Tomio Koyama Gallery  ¥360,000

寝室に飾った一枚の絵画や旅先で買った小さな彫刻が、世界の美しさを思い出させてくれる。アーティストが全身全霊をかけて大切に作り上げた 世界でたった一つのかけがえのないものは、そんな気分を呼び覚ましてくれます。

Street View Journey California02 ©️Nao Tatsumi  ¥85,000
Street View Journey California02 ©️Nao Tatsumi ¥85,000

Street View Journey New York ©️Nao Tatsumi ¥120,000
Street View Journey New York ©️Nao Tatsumi ¥120,000

Dear ARTは「アートと生きる日々を、あなたに」をコンセプトに、「ともに生きるアート」という観点から厳選し、 世界中のどこからでも、誰でも 気軽にアートと出合うことができる場となります。世界中の名だたるギャラリーやアーティストが持つとっておきの作品はもちろん、コレクターの貴重なコレクションの数々までをキュレーションした作品が盛りだくさんです。

Embossed Painting Series ©️Noritaka Tatehana Courtesy of KOSAKU KANECHIKA  ¥1,000,000
Embossed Painting Series ©️Noritaka Tatehana Courtesy of KOSAKU KANECHIKA ¥1,000,000

またDearARTのサイト内にて開催されている「Covid-19 relief project fby Dear Art On Line Exhibition」は、2020年に大学や大学院を卒業したアーティスト達のグループ展となり、これから世にでるアーティスト達の支援活動を行っています。売り上げは、作品を制作したアーティストへの代金と決済手数料を除く全額を、新型コロナウイルスと闘う医療体制への緊急支援活動を行う公益財団法人日本財団及び特定非営利活動法人国境なき医師団に寄付します。

この取り組みは、時節にあわせて、さらに購入者が寄付先を選ぶことも視野にいれ、アートで社会活動をという願いが込められています。

「今回この取り組みでご紹介するアーティスト達は、自分のごく身の回りのものから着想を得て作品を制作しており、彼らが生み出した作品は、「そのもの」を超えて、私たちを時間や空間を超えた場所へと導いてくれます。(山本菜々子さん)」

tea table ©️YU SORA  ¥28,000
tea table ©️YU SORA ¥28,000

6月のある日 ©️YU SORA ¥20,000
6月のある日 ©️YU SORA ¥20,000

DearARTをぜひ、のぞいてみてください。

Profile

田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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