2018年5月28日(現地時間)、カンヌ近郊のマルグリット&エメ・マーグ財団美術館で行われた「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の2019クルーズコレクションに出席してきました。
©Louis Vuitton Malletier
今回ルイ・ヴィトンがショー会場に選んだのは、フレンチ・リヴィエラのサン=ポール=ド=ヴァンスにあるマーグ財団美術館。シャガールやミロ、カンディンスキー、ジャコメッティなどをはじめとする現代アートの美術館で、芸術家たちと交流のあったマーグ夫妻により設立されました。絵画や版画、彫刻など数多くの作品を所蔵していますが、なかでも迷路のような庭園にさまざまなアート作品が点在しているのが特徴です。
庭に飾られた、シャガールのモザイク画
そんな自然とアートが共存する特別な場所で披露されたコレクションは、芸術を愛したマーグ夫妻のオリジナリティが反映されています。型にはまらないスタイルで、クチュール的なムードもありながら、メゾンの伝統的なコードを再解釈し、モダンに仕上げていました。
また、ヴィンテージな気分とフューチャリスティックなものをうまくミックスした楽しいスタイリングが、とても絶妙でした。
足元はニーハイレングスのブーツが印象的です。
帽子がアクセントになったスタイリングも気になりました。
ファッション・エディターで、動物好きとして知られているグレース・コディントンとコラボレーションしたバッグもランウェイに登場していました。猫を形取ったものやモノグラムのバッグなど、とてもチャーミング。

©Louis Vuitton Malletier
ニコラ・ジェスキエールと、自身によるイラストが描かれたセットアップを着たグレース・コディントン。
こちらは、ホテルで出迎えてくれた、グレースによるイラストの猫ちゃんステッカー。
ショーの音楽を担当したのは、「WOODKID」というフランス人アーティストだそうで、その音楽にルイ・ヴィトンのキャンペーンでもお馴染みの女優、ジェニファー・コネリーが、グレースの著書から抜粋した朗読をのせるという実験的なサウンドも面白かったです。さらに、このBGMには「名古屋少年少女合唱団」の声もミキシングされているそうです。
フロントローには、そのジェニファー・コネリーに、レア・セドゥ、エマ・ストーン。

©Louis Vuitton Malletier
ぺ・ドゥナ、ローラ・ハリアー、ソフィー・ターナー、シエナ・ミラー、ルース・ネッガ。

EXOのセフンといったセレブリティたちも世界中から駆けつけていました。

©Louis Vuitton Malletier
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