日々のスタイルの参考になるのは、リアルなストリートスナップ。Numéro TOKYO統括編集長の田中杏子が、オフランウェイで見つけた着こなしから、今すぐ取り入れたくなる着こなしのヒントをわかりやすく解説する。トレンドアイテムからスタイリングのコツまで、見逃せないポイントが満載!vol.11は「チェック柄の着こなし方」。
チェックの主張を抑える、シースルーの使い方

ベージュのニットにチェックシャツを重ね、さらにシースルーのスカートをレイヤード。チェック柄をそのまま見せるのではなく、透ける素材を重ねることで、軽やかな印象に。足元はヒールで引き締め、女性らしいバランスに。
【Ako’s Point】
「チェックを“透かして見せる”ことで、主張の強い柄もほどよくやわらいでいます。上半身はシャツのボタンをきちんと留めて襟も立てるなど、あえてきっちり整えているのが印象的。スカートで遊びを効かせている分、上をきちんとさせることで全体のバランスが取れています。
足元をヒールにしているのもポイント。カジュアルに寄せず、スタイル全体をきれいにまとめていますまた、バッグの金具や腕時計はシルバーで揃えることで、細部まで統一感のある仕上がりに。お見事です!」
トラッドに寄せない。デニムで崩す新バランス

チェックのベストに白シャツ、ワイドデニムを合わせた、ディオール2026年春夏メンズ・コレクションからのルックをアレンジ。上半身はコンパクトにまとめつつ、ボトムでボリュームを出すことで、メリハリのあるシルエットに仕上げている。バッグはベストの色を拾ったピンクを選び、全体に統一感をもたせている。
【Ako’s Point】
「この着こなしは、もともとディオールのメンズコレクションのルックをベースにしたスタイリングですね。それをそのまま再現するのではなく、シャツのボタンを開けて首元をラフに見せたり、袖をまくったりと、自分のバランスに落とし込んでいるのが上手です。
チェックベストにシャツというとトラッドにまとめがちですが、ここではあえてワイドデニムでハズしているのも、真似しやすいテクニックです。きれいに寄せすぎず、少し崩すことで今っぽい空気に仕上がっています」
チェックパンツはトーンでなじませて。派手に見せない着こなし術

存在感のあるチェックパンツを主役に、ベージュのジャケットとグレーのシャツで全体のトーンを抑えたスタイリング。やや光沢のある素材感や落ち着いた色味を重ねることで、チェックのインパクトをやわらげている。小物はモスグリーンのバッグとポインテッドトゥのシューズでまとめ、すっきりとした印象に。
【Ako’s Point】
「面積の大きいチェックパンツはどうしても目を引きますが、それ以外のアイテムのトーンを抑えることで、全体がうまくなじんでいます。特にベージュやグレーといったニュアンスカラーでまとめているのがポイントですね。
また、ジャケットやシャツの素材感も効いています。少し表情のある質感を重ねることで、単調にならない着こなしに見えます。
バッグはモスグリーン、アクセサリーはシルバーで統一するなど、小物の方向性もブレていません。こうした細かな調整が、派手になりがちなチェックを落ち着いて見せるポイントになっています。主張のある柄を取り入れながらも、やりすぎに見せない好バランスなスタイリングです」
【連載】田中杏子が読み解くおしゃれスナップ
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Photos: Aflo Edit & Text: Yukiko Shinto
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