俳優でやっていこうと腹をくくれたきっかけは、ドラマの単独主演
『オトナ女子』の役作りのため、普段から亜紀(篠原涼子)のことを好きになろうと、彼女の写真を携帯電話の待ち受けにしていたのだそう。「それを見てツーショットを撮ってくださって。最近は本当に好きになりすぎて困ってます(笑)」と、微笑ましいエピソードを披露してくれた。男四兄弟で育ったため、女子だらけの職場に馴染み、従順に上司を慕う亮介の役柄については「すごいと思います」。自身は、女性が大勢集まったときのパワーに圧倒されてしまうことが多いという。
芸能界入りのきっかけは、母親に勧められて受けた所属事務所のオーディション。「遊びの予定がある日に仕事が入ると、“あ~、入っちゃったか…”みたいな(笑)」と、プロ意識が足りなかったデビュー当初を振り返る。そんな彼にとって、俳優をやっていこうと腹をくくる転機となったのが、初の単独主演となった一昨年のドラマ『ぶっせん』だった。最年少ながら現場の雰囲気づくりに気を配るようになり、「まず自分がピリッとすることで、その場を引っ張るといいますか。そういう部分で変わったかなと思います」。インタビューではそのほか、負けず嫌いな一面や意外な趣味などについても語られている。2016年の年明けは、1月30日公開予定の映画『さらば あぶない刑事』にも出演。今後の飛躍がますます楽しみだ。
※「」内はNumero TOKYO 2016年1・2月号より抜粋