
第50回トロント国際映画祭において、最優秀カナダ映画新人賞を受賞し、世界各地の映画祭を席巻した映画『Blue Heron/ブルーヘロン』が2026年10月23日(金)より公開される。それに先駆け、10月16日(金)に開催されるトークイベント付き特別試写会に5組10名様をご招待!

カナダの新鋭ソフィー・ロムヴァリが描く、家族をめぐる記憶と喪失の物語
舞台は1990年代後半の夏、カナダ・バンクーバー島。8歳のサーシャは、家族と過ごすかけがえのない日々を送っていた。しかし、一番上の兄ジェレミーをめぐる問題を抱えた家族は、困難な選択を迫られていた。それから20年。映画監督となったサーシャは、幼い頃には見えていなかった家族の姿を振り返り、「あのとき、兄は何を思っていたのだろう?」と問い続ける。記憶をたどっても、人の心を完全に知ることはできない。それでも、大切な人を理解したいと願い、記憶を語り継いでいくサーシャ。過去を見つめ直すなかで、理解できない他者を見つめ続けることの意味に気づいていく。

監督を務めるのは、ハンガリー系カナダ人の新鋭ソフィー・ロムヴァリ。本作で長編デビューを果たす。約10年にわたり短編作品に取り組んできたロムヴァリにとって、本作は「家族の記憶」「喪失」「写真や映像による記憶の再生」というテーマを掘り下げてきた集大成ともいえる半自伝的な作品だ。自身の家族との実体験をもとに、幼少期の記憶をフィクションとして再構築している。

自身のプライベートな経験をもとに、「理解したいのに理解しきれない大切な人」の存在を見つめる物語へと昇華した本作は、昨年のトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画新人賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高い評価を獲得。2026年に北米で劇場公開されると、映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では批評家支持率98%を記録したほか、レビュー集約サイト「Metacritic」では2026年上半期の第1位に選出。さらに、老舗映画メディア「Variety」の「2026年上半期ベスト映画10選」にも選ばれるなど、各方面から高い評価を集めている。

バンクーバー島の豊かな自然と、細部までこだわり抜かれた美術も本作の魅力のひとつ。監督自身の家族写真をもとに、家具や衣装、小道具に至るまで1990年代の空気感を丹念に再現している。ホームビデオやフィルムカメラ、「Windows 95」、「ウォークマン」など、当時を象徴するアイテムも随所に登場。単なる懐かしさを演出するだけでなく、曖昧になった記憶の輪郭や、失われた時間の手触りまでも映し出している。
『Blue Heron/ブルーヘロン』トークイベント付き特別試写会に応募する
『Blue Heron/ブルーヘロン』
監督・脚本/ソフィー・ロムヴァリ
出演/エイリュル・ギュヴェン、イリンゴー・レーティ、アーダーム・トンパ、エディク・ベドーズ、エイミー・ジマー
10月23日(金)、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネマリスほか全国順次公開
©2025 NINE BEHIND PRODUCTIONS LTD. BODDAH RIOTFILM KFT.
配給/プンクテ
