バッグは、その日の気分やスタイル、そして自分らしさを映し出す、もうひとつのアイデンティティ。オランダとブラジルにルーツを持つ新鋭モデル、ルナ・タッセルが2026-27年秋冬の最新ルックを纏い、パリの街へ。お気に入りのバッグと巡る、ある日の物語。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2026年9月号掲載)

精巧なレザークラフトが息づく今季初登場の「ウィスカー」と、ブランド創立180周年を記念した「アマソナ180」。異なる個性を持つ二つのバッグがチェック柄のドレスと呼応し、洗練されたリズムを描き出す。

日常に寄り添うモダンな「フラップ」と、モノトーンのシークインをまとった「クラシックハンドバッグ」。赤のシャツが映えるマスキュリンなスタイルに、普遍的なエレガンスを印象づける。


繊細なレースが引き立つブラウスとパンツのミニマルなルックに、ベージュの「バゲット」を携えて。サイドに施された大胆な編み込みが奥行きを添え、街歩きの風景に自然と溶け込む。

フォークロアな空気をまとったルックに、オーバーニーブーツでスパイスを。深みのあるブラウンの「パディントン」が、象徴的なパドロックと上質なレザーの風合いで、自由でしなやかな佇まいを完成させる。

白いシャツとスカートが生み出す、クリーンなムード。胸元にあしらわれたロゴ刺繍がさりげないアクセントとなり、アンニュイな表情とともに、今季のテーマ「Mindful Intimacy (心ある親密さ)」を体現する。


ワインレッドのボンバージャケットに、ブラックレザーの「ル・シティ」を合わせて。ヴィンテージライクな質感がスタイリングを引き締め、都会的な緊張感を漂わせる。


上質なレザーで仕立てたジャケットとパンツのセットアップには、構築的なフォルムの「バーバラ トート」を相棒に。キャンバス地のサイドにあしらわれたイントレチャートレザーが、しなやかな陰影をもたらす。

中央にリボンの結び目を配した「ディオール シガール」に、星がちりばめられたようなロマンティックなパンツが輝く。1952年秋冬オートクチュールで発表されたドレス「ラ シガール」から着想を得たバッグが、現代へと美学をつなぐ。

緑が彩る街角に、白いロングドレスとボルドーの「ル テケル」が映える。仏語で“ダックスフンド”を意味する横長のフォルムにロングハンドルを組み合わせたデザインが、そっと身体に寄り添う。

センシュアルで芯のある女性像を浮かび上がらせる、総レースのミニドレス。「モンバサ」を現代的に再解釈した、スエードのホーボーバッグを主役に、唯一無二の個性を放って。

赤のカーディガンにタートルニットを重ね、鮮やかなアクセントを添えて。バッグとベルトの二つのCが織りなすトリオンフが響き合い、スタイリングに軽やかなインパクトを残す。

存在感のあるボタンをあしらったダブルブレストジャケットと、細身のパンツでまとめたオールブラックスタイル。ブランドを象徴するエピ・レザーを施した「ノエ」とともに、パリの街並みに洗練を刻む。
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Photos:Justine Abitbol Styling:Irene Barra Hair:Yuri Kato Makeup:Anga Borodina Model:Luna Tessel at Women Paris Casting:Dasha Sorokina Edit & Text:Maki Saito
