第61回ヴェネチア・ビエンナーレ、日本館にて荒川ナッシュ医展が開幕 | Numero TOKYO
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第61回ヴェネチア・ビエンナーレ、日本館にて荒川ナッシュ医展が開幕

2年に1度、イタリアの都市ヴェネチアで開催される現代アートの祭典「ヴェネチア・ビエンナーレ」が、2026年5月に開幕。今年の日本館(主催:国際交流基金) 代表作家は荒川ナッシュ医(えい)だ。

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金
第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金

福島県に生まれ、現在はアメリカ・ロサンゼルス在住のクィアアーティスト、荒川ナッシュ医。さまざまな人物との共同作業を続け、「私」という主体を揺るがしながら、アート作品や作家の主観の不確かさをグループ・パフォーマンスとして展開する。

本展は、2024年に双子の親となった荒川ナッシュ医の子育て体験から生まれた。アメリカでアジア系ディアスポラとして生活する作家自身のアイデンティティや、母国の歴史への省察、個人的な育児体験を起点に来館者が未来の象徴である赤ちゃんを育成する「ケア」の営みを体験しながら、彼らが将来生きるであろう世界のあり方を問いかける。

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金
第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金

なお本展開催に向け、アンテプリマ(ANTEPRIMA)の荻野いづみを中心に日本館を応援する「コレクターズサークル」が結成された。応援イベントのレポートをNumero.jpでも掲載しているので、こちらもあわせてチェックを。

(参考)ブランドや小説とコラボも!「ヴェネチア・ビエンナーレ」日本館代表・荒川ナッシュ医 応援イベントレポート

本展では荒川ナッシュ医のほか、分野や国境、時代や世代を超えたさまざまな表現者がコラボレーターとして参加。高橋瑞木(CHAT 香港紡織文化芸術館、館長/チーフ・キュレーター)と堀川理沙(シンガポール国立美術館、シニア・キュレーター/キュレトリアル&コレクション部門部長)が共同キュレーターを務める。

ヴェネチア・ビエンナーレは2026年11月22日まで。お見逃しなく。

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金
第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」展示風景(2026年) 撮影:Uli Holz 提供:国際交流基金

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館
荒川ナッシュ医「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」
会期/2026年5月9日(土)〜11月22日(日)
会場/日本館(ビエンナーレ会場 ジャルディーニ地区内)
主催/国際交流基金
URL/venezia-biennale-japan.jpf.go.jp/j/

Text:Akane Naniwa

 

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