京都市内を舞台に、例年春に1カ月間開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。今年は「エッジ」をテーマに掲げ、4月18日(土)より8の国と地域14組のアーティストの展示を行う。

歴史的建造物から現代建築のランドマークといったさまざまな空間を舞台に、斬新な会場構成で展開する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。例年、ひとつの大きなテーマを掲げ、それを軸に世界各地のアーティストを紹介してきた。2026年度は「EDGE(エッジ)」をテーマに、森山大道、リンダー・スターリング、ジュリエット・アニェル、タンディウェ・ムリウ、柴田早理、イヴ・マルシャン&ロマ・メェッフェル、福島あつし、ファトマ・ハッスーナ、フェデリコ・エストル、アントン・コービン、アーネスト・コール、ピーター・ヒューゴ、レボハン・ハンイェと8の国と地域14組のアーティストが参加する。
本年度の大きな見どころが、共同ディレクターによる最近の現地リサーチのもと選ばれた、南アフリカ出身の3名のアーティストだ。アパルトヘイトの実態を記録したアーネスト・コール、彷徨するような視線で現代を映し出すピーター・ヒューゴ、個人的な歴史と政治的な歴史を重ね合わせながら探究するレボハン・ハンイェという南アフリカを代表する3世代の写真家を紹介する。


またケープタウンのアートラボラトリー「A4 Arts Foundation」と協働し、1940年代から現在までの南アフリカの歴史や政治、文化を辿るフォトブック・コレクションも公開。南アフリカの写真表現の奥深さを探究する機会となりそうだ。
そのほか、ブラジルのモレイラ・サレス研究所のチアゴ・ノゲイラがキュレーションし、60年にわたるキャリアを見渡す回顧展がひらかれる森山大道、CHANEL Nexus Hallとの協働による個展が開催となったイギリス出身のアーティスト、リンダー・スターリング、例年KYOTOGRAPHIEが取り組むアフリカと京都のローカルをつなぐレジデンスプログラムにはケニア出身のタンディウェ・ムリウが参加するなど、見どころが満載だ。

メインエキシビションのほか、トークやワークショップ、イベントなどのパブリックプログラムも多数開催。多様な写真表現を紹介するサテライトフェスティバル「KG+」、音楽とサウンドアートの祭典「KYOTOPHONIE」の同時開催にも注目だ。この春ぜひ、京都のまちを巡ってみては。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026
会期/2026年4月18日(土)〜5月17日(日)
会場/京都市内各所
料金/一般6000円、学生3000円
URL/www.kyotographie.jp/
Text:Akane Naniwa
