
4月にPARCO劇場で上演される『メアリー・ステュアート』は、スコットランド女王とイングランド女王、二人の女王を巡る愛と憎悪、権力と陰謀が渦巻く物語だ。ドイツの劇作家フリードリヒ・シラーによる名作をロバート・アイクが翻案し、今回の上演に当たっては小田島則子が翻訳を手掛けている。
実際に出会うことは無かった二人の女王が舞台上で顔を合わせ、丁々発止のやり取りを見られるのがこの作品の醍醐味だ。これまでも、中谷美紀と神野三鈴、南果歩と原田美枝子、麻実れいと白石加代子など、様々な名優たちが二人の女王を演じてきた。
今回、スコットランド女王メアリーを演じるのは宮沢りえ。生まれてすぐに即位し、その後、激動の人生を歩んだ女性を演じていく。テレビドラマや映画、舞台と多方面で活躍してきた宮沢が、誇りと情熱を胸に生き抜く悲劇の女王メアリーをどのように体現するのか注目される。
イングランド女王であるエリザベス1世は、若村麻由美が演じる。冷静な政治家として国家を守る責務を背負いながらも、王位を脅かす存在であるメアリーに対して複雑な感情を抱く女性の役だ。理性と孤独、そして王としての決断の重みを抱えたエリザベスを、舞台経験豊かな若村がどのように描き出すのか期待が高まる。
対照的な二人の女王が織りなす緊張感あふれる心理戦。政治と信仰、権力と誇り、そして女性としての葛藤が交錯するなかで、互いに大きな運命を背負った二人が対峙する瞬間は、物語の山場となる。
演出は、PARCO劇場でも『海をゆく者』など数多くの舞台を手掛けてきた栗山民也。宮沢りえ、若村麻由美の二人とも多くの作品を生み出している。細かな心理描写で重厚な舞台を作り出す栗山民也が、宮沢りえと若村麻由美という実力派俳優による“二人の女王”をそのように描くのか注目したい。
舞台『メアリー・ステュアート』
原作/フリードリヒ・シラー
翻案/ロバート・アイク
翻訳/小田島則子
演出/栗山民也
出演/宮沢りえ 若村麻由美 橋本淳 木村達成 犬山イヌコ 谷田歩 大場泰正 宮﨑秋人 釆澤靖起 阿南健治 久保酎吉/伊藤麗 上野恵佳 松本祐華/段田安則
<東京公演>
公演日程/2026年4月8日(水)~5月1日(金)
会場/PARCO劇場
料金(全席指定・税込)/マチネ 12,000円 ソワレ 11,000円
ペアチケット マチネ 23,000円 ソワレ 21,000円
※枚数限定/PARCO STAGEチケットでの取扱なし/当日券取扱なし
U-30チケット 6,000 円
※U-30チケット(観劇時30歳以下対象)
チケットに関する問合せ/サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
公演に関する問合せ/パルコステージ 03-3477-5858
<福岡公演>
公演日程/2026年5月9日(土)・5月10日(日)
会場/J:COM 北九州芸術劇場 大ホール
<兵庫公演>
公演日程/2026年5月14日(木)~5月17日(日)
会場/兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
<愛知公演>
公演日程/2026年5月21日(木)~5月23日(土)
会場/穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
<北海道>
公演日程/2026年5月30日(土)・31日(日)
会場/カナモトホール(札幌市民ホール)
URL/https://stage.parco.jp/program/marystuart2026
Text:Reiko Nakamura
