体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2025年7・8月合併号掲載)

【今月のモヤモヤ】
「ワンオペ育児だけど、子どもとの時間もキャリアも諦めたくありません」
都内のアパレル業界でバリバリ働きながら3歳の子を育てています。4月から夫が転勤になり、ワンオペ育児状態に。職場では責任のあるポジションを任され、成果を出さなきゃと思いつつ、子どもとの時間を削るのは心が痛い。でも、キャリアも諦めたくない。どうやってワークライフバランスを取ったらいいでしょうか?(あんぱんまま、35歳、会社員)
【バービーからのメッセージ】

行政の援助などを活用することも手段の一つ
「産後も変わらず自分のキャリアを積み上げていきたいという気持ち、よくわかります。私も守る存在ができた分、もっといい仕事をやっていきたいと思うようになったし、誇りを持って仕事をしている姿を子どもにも見てもらいたい。だから、仕事に向き合うことで子どもとの時間が減ることに必要以上に罪悪感を抱かなくていいと思います。
あんぱんままさんがワンオペ状態になってしんどいと感じるということは、きっと転勤前の旦那さんはそれなりに家事・育児をしてくれていたんですよね。だからといって、夫の分まで一人でやろうとしなくていいと思う。まずは夫が担っていたことを書き出して具体的にし、外注できることは外注するのはどうでしょう。私が出産後初の長期ロケで家を5日間空けることになったときは、夫がワンオペ状態になるので、せめて自分の穴埋めをと、フルでシッターさんに入ってもらえるよう代打探しを頑張りました。夫は人に頼るのが苦手なこともあり、当初の予定より少なめにシッターさんに入ってもらいましたが、結果的に『もっとお願いすればよかった』と言っていました。
その後、今度は夫が多忙な部署に異動になり、私もワンオペ育児の時間が急激に多くなったので、以前にも増して、産後家事や育児援助など行政のサービスをめちゃくちゃ活用しています。おかげで、子どもも懐いていて、私の子育ての悩みにも乗ってくれる義母のようなシッターさんと巡り合い、日々とても助けられています」
実親じゃないとできないことって、意外と多くはないのかも?
「子育てって、子どもにごはんを食べさせたり、お風呂に入れて、寝かしつけるだけじゃなくて、子どもの命を守らないといけないというプレッシャーもありますよね。目が離せない時間も多いし、もし子どもに何かあったら、と想像するだけで不安になる。私自身、夫以外の人に育児を頼るハードルが下がったことで、SOSが出しやすくなり、精神的な負担が減ったと思います。
そういえば、私以上にシッターさんをフル活用しているママ友は、『プロに任せられるところは任せたほうがいい!』とキッパリ。教育専門、運動専門、面倒見のみなど分野別にシッターさんをつけてるとか。その考えは極端かもしれませんが、実親じゃないとできないことって意外と多くないのかも。プロにお願いできることはして、自分の人生にフォーカスする。行政、民間サービスをお願いするとしたら、下調べや資料の取り寄せ、申し込みは単身赴任中の夫もできる。そういった面倒な手続きはぜひパートナーにやってもらってください!」
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Photo:Kisimari Hair & Makeup:Izumi Hashi Styling:Yuuka Sano Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara
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