usagi bon ごはん vol.166 初秋野菜の焼き豚しゃぶ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.166 初秋野菜の焼き豚しゃぶ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第166回は、初秋野菜の焼き豚しゃぶ。

初秋野菜の焼き豚しゃぶ

お酒にご飯に、麺類など、色々とお好みに合わせて楽しんでください。

【材料】2人分
豚バラスライス 150g
茄子 1本
ささげ 2本
紫蘇 3枚
ミニトマト 2個
醤油 大さじ1
酢 大さじ1
アガベシロップ 少々
生姜 1片

【作り方】
1. 豚バラスライスは3等分にする。ミニトマトは半分にし、茄子は半分にして薄くスライス、ささげは茹でてから斜めに薄切りにしておく。紫蘇はみじん切りにしておく。
2. ボウルに醤油、酢、アガベシロップ、すりおろした生姜を混ぜ合わせておく。
3. テフロンパンに1の豚バラ肉を入れ、焼き色を付けないように炒めたら、2のボウルに入れる。
4. 3のテフロンパンで茄子、ささげ、ミニトマトを炒める。
5. 2のボウルに4の野菜を入れ、混ぜ合わせる。

縁起も味も

茄子やトマトやインゲンは夏も勿論美味しいし、一年中見つけられる野菜かもしれないけれど、季節によって微妙に香りや味も変わるのが興味深い。

野菜自体の味に加え、気温や我々食べる側の環境でも味は変わるのだ。ギリシャのビーチサイドで食べる夏のトマトサラダと、温かい冬のおでんに入っているトマトは同じ野菜でも全く違う。

ささげという野菜。元は暑い土地原産で、真夏でもグングン育つなが~いサヤの野菜。真夏から初秋が旬のようだ。豆が赤く赤飯を作る時も小豆と混ぜて炊いたり、ささげ豆だけで赤飯を作る地方もあるらしい。豆の皮が破れず炊き上がるので、めでたい赤飯にはより綺麗に仕上がり縁起担ぎもあるという面白い話。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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