【ATEEZインタビュー】SAN & MINGI「いつも最後のステージのつもりで全力を出し切っています」
2日間連続でお届けする、ATEEZスペシャルインタビュー。第3弾は、SAN(サン)とMINGI(ミンギ)の2人が登場。
体づくり、作詞作曲…… 全てを駆使してATEEZの世界観を表現する
──4月に出演したコーチェラはいかがでしたか。また、8月のSUMMER SONICの抱負も教えてください。 SAN「コーチェラもSUMMER SONICも全てのアーティストにとって夢のステージだから、とても光栄です。僕たちは、全てのステージを最後のステージのつもりで、いつも全力で臨んでいます。だから8月のSUMMER SONICも期待していてください」
MINGI「コーチェラは本当に楽しくて、幸せな記憶として残っています。夏のSUMMER SONICも、頑張って準備をしていくので、皆さんには思い切り楽しんで欲しいと思ってます」
──コーチェラでは他のアーティストのステージは見られたのでしょうか。
SAN「たくさん見ることができで、大きなインスピレーションをいただきました」
MINGI「YOASOBIさん、J.バルヴィンさんのステージを見ることができました。THE ROSEの皆さんとは以前から親しくさせていただいているんですが、とても素敵なカッコいいステージでした」
──5月31日に10thミニアルバム『GOLDEN HOUR : Part․1』をリリースしましたが、注目ポイントについて教えてください。
SAN「ATEEZの“イージーリスニング”バージョンの曲もあります。振り付けも完璧なので、たくさん聴いてください」
MINGI「強くて優しい楽曲が収録されているので、たくさん聞いてほしいです」
──SANさんは強靭な肉体から、繰り出すダイナミックなパフォーマンスが魅力ですが、いつ頃から体づくりを始めたのでしょうか。
SAN「3年ほどしっかり運動しました。僕らのダンスは強くて大きい振り付けが多いから、たくさんトレーニングして、僕の身体が振り付けに似合うようにしなければいけないと思ったんです」
──衣装も素肌にレザージャケットだったりと、強靭さを際立たせるスタイルが多いですよね。
SAN「それが僕の好きなファッションなので、スタイリストさんも『SAN君にはこの服が似合う』と提案してくれてるんです。それも全部含めて、僕らのステージが完成するんだと思っています」
──MINGIさんは作詞・作曲を手がけていますが、どういったところからインスピレーションを得ているのでしょうか。
MINGI「作詞・作曲に関しては、日常の中で僕が感じた感情や気持ちをテーマにして制作することが多いんですね。いろんな瞬間に感じたことをメモしておいて、それを見返しながらコンセプトに合わせた曲にするという感じです」
──MINGIさんはステージ上のパワフルなパフォーマンスと、普段の穏やかな表情とのギャップも魅力のひとつですが、ステージに上がるときにはどのように気持ちを高めていくのでしょうか。
MINGI「僕は普段もずっと音楽を聴きながら踊ったりしているんですが、それはステージのためのイメージトレーニングというよりも、 そのとき感じていることをただ表現しているんですね。いつもそんな感じなので、僕としては普段とステージとのギャップはないとは思っていたんですが、また違った印象に見えるのかもしれません」
──ギャップと言えば、SANさんも憑依型パフォーマンスと優しい笑顔が魅力です。
SAN「僕だけじゃなくてATEEZのメンバーはみんな、ステージへの情熱がすごいんですよ。毎回、舞台袖では、メンバーたちと『これが僕たちのラストステージのつもりで思い切って行こうぜ!』と話してるんです。それくらいの気合いと自信でパフォーマンスをしているから、憑依型と言っていただけるのかもしれません」
「油そばだろ!」「いや、すき焼きだ!」ケンカの原因はいつも食べ物
──SANさんは、コンサートで世界各地を訪れたとき、その場所ならではのオリジナルの思い出を作ろうと心がけているそうですが、日本以外で印象的だった体験は?
SAN「パリのエッフェル塔と凱旋門が記憶に残りました。それから、僕は食べることも大好きだから、おいしいお店を探して食べに行っています。おいしかったお店はノートにメモしています」
──最近、出合ったおいしいものは?
SAN「バンコクで食べた点心料理です。韓国のマンドゥ(餃子)とはまた違うおいしさがありました」
──MINGIさんは先日、箱根での温泉旅行を楽しんでいるVLOGを公開されていましたが、旅の思い出があれば教えてください。
MINGI「箱根に行った時は温泉も楽しんだんですが、黒たまごを食べたら7年長生きできるという風習があると聞いて、それも体験してみました。おいしかったですし、とてもいい思い出になりました」
──最後に、二人にとってATEEZとはどんな存在なのでしょうか。
MINGI「“夢を叶えてくれるチーム”です。僕はステージに立つことも音楽も大好きなんですが、僕がステージに立つことができるのは、ATEEZという家族がいるから。夢は世界征服です!」
SAN「ATEEZは、“家族”のようなチームです。たまにはケンカしたりぶつかったりするけれど、家族は家族。それは変わりません」
──ケンカすることもあるんですね。
SAN「時にはケンカすることもありますね。でも、パフォーマンスのことではケンカになりません。僕たちはプロフェッショナルだから、誰かが『これはこうじゃない?』と指摘すると、『じゃあ、こうしてみよう』と冷静に話し合いをしています。それが食べ物のこととなると、『今日は油そばだ!』『いや、すき焼きだろ!』と譲らなくて、毎日ケンカになります(笑)」
Photos: Sasu Tei Interview & Text: Miho Matsuda Edit: Yukiko Shinto