【女子のためのサウナ道 vol.2】初めてのサウナ攻略法。正しい入り方と効能を解説
ここ数年で女性までも一気に虜にした、話題の“サ活”。サウナ―たちが口にする“ととのう”ってどういうこと?正しい入り方と効能を解説。無理せず、自分のペースで試してみて。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年5月号掲載)
【シリーズ】女子のためのサウナ道
【vol.1】”ととのう”って何? サウナのイロハ
【vol.2】初めてのサウナ攻略法。正しい入り方と効能を解説
【vol.3】初“ととのう”体験をするなら個室サウナへ
【vol.4】サウナ×美活。ビューティサウナでキレイを磨く
【vol.5】仕事や遊びついでに! 個性豊かなサウナをチェック
【vol.6】“サ旅”で訪れたい!極上デスティネーションサウナ
お話を聞いたのは…
笹野美紀恵
サウナ愛好家の聖地「サウナしきじ」オーナーの娘。株式会社ONEBLOW代表。明治学院大学でファッションマーケティングのMBAを取得。現在は全国のサウナのプロデュースを行うほか、『ANA翼の王国』で連載を持つなど雑誌やTVなどで活躍中。著書に『キレイをかなえる「しきじの娘」の速効サウナ美容』(主婦の友社刊)。
気持ちいいだけじゃない! サウナの効果いろいろ
自律神経が整う
温冷交代浴により、交感神経と副交感神経が交互に刺激され、自律神経が整う。α波や幸せホルモンも分泌され気分爽快!
免疫力アップ
サウナは血流アップ効果が大。体温が1℃上がると免疫力が30%上がるとも。免疫細胞を強化するHSPの産生も促進。
美肌になる
細胞を修復するHSP(ヒートショックプロテイン)が増えて、美肌効果を発揮。発汗により肌が浄化され透明感もアップ。
安眠できる
自律神経やホルモンバランスが整い、適度な疲労感とリフレッシュ感も得られるため眠りが改善したという人も多い。
脳疲労がとれる
強制的に脳がオフモードにできるので、脳疲労がとれてスッキリ。サウナ後はひらめきや集中力もアップ。仕事前にも◎
痩せ体質になる
サウナに入ることで甲状腺ホルモンが活発になり、代謝が上がって痩せやすい体に。冷え性や便秘にも効果が。
女子ビギナーもととのう「温冷交代浴」基本の3ステップ
サウナ→水風呂→外気浴の流れが1セット。初心者には80~90℃のサウナが◎。髪や体を洗浄したら、水滴を軽く拭いてからサウナ室へ。気化熱で体が冷やされ汗が出にくくなるのを防ぐためだ。「サウナ室は上段ほど高温。足までムラなく温まるよう、あぐらや体育座りがおすすめ。肺がつぶれるような姿勢だと呼吸が浅くなるので、背すじを伸ばして。温まり方が全然違います」(笹野さん)。5~10分が目安。
サウナでしっかり温まったら、ぬるいシャワーなどで汗をさっと流していざ水風呂へ。「冷たくて苦手な女性は多いと思いますが、16℃前後の水温で試してみて。大きく深呼吸しながら、両手を上げてゆっくり入ると冷たさが感じにくくスムーズに入れます」(笹野さん)。30~60秒を目安に、できれば肩まで浸かりたい。水風呂で交感神経を優位にすることで、“ととのう”準備はOK。ただし無理はしないで!
さっと水分を拭いたら即、休憩スペースへ移動。「水風呂で交感神経が活性した状態から、外気浴により急速に副交感神経を優位にすることで究極のリラックス状態=いわゆるサウナトランスに入ります。これがいわゆる“ととのう”です」(笹野さん)。外気浴&首を預けられる椅子がベスト。なければ座って休憩できる場所でリラックス。以上の流れを2~3セット。まずは順序を変えたりせずトライして!
これを3セット行う!
Illustration : Yuri Ichimura Edit & Text : Naho Sasaki