マンダリン オリエンタル 東京の広東料理「センス」でオリジナルウイスキーとの極上ペアリングディナーを体験
マンダリン オリエンタル 東京の広東料理「センス」にて、6月からホテルオリジナルウイスキーとのペアリングを楽しむスペシャルディナーコースがスタート! しばらくぶりにマンダリン オリエンタル 東京にお邪魔してきました。
今回の主役となるのが、ホテルオリジナルの「イチローズモルト」。秩父に蒸留所がある「イチローズモルト」は、世界的な評価を受けている今大人気のウイスキーです。
「マンダリン オリエンタル 東京 オリジナルウイスキー イチローズモルト プライベートカスク」は、5大産地の原酒をブレンドし、フランス・ボルドー地方サン・テミリオン地区の第一特別級Aシャトーのワイン樽で後熟させたもの。これを料理に合わせてストレート、ロック、ハイボールの3つの飲み方で提案します。
「センス」を牽引する料理長のお二人。「本場よりも美味しい広東料理」を目指し、特に注文が入ってから食材を捌き、火入れをし、提供することにこだわっています。二人のコンビネーションもお見事です。
一品目は春巻き。低温で外側はパリパリに焼き上げたのだそう。「シャルル エドシック」のシャンパーニュを合わせて。
続いて、センスのシグネチャーである焼き物三種。ジューシーで柔らかい叉焼に、パリッパリの仔豚の皮など、それぞれ一番おいしい状態になるように仕込まれ、焼き上げられているのはさすがです。ここで、先ほどのオリジナルウイスキーをストレートでいただきました。油を中和させ、香ばしさをより引き立てるような、でも余韻のある味わいです。う〜ん、おいしい。
包丁さばきがまるで芸術!な美しいアオリイカ。海老ミソの発酵調味料「馬来盞(マーライザン)」がきいていてお酒がすすむ!
コースでは、2つの中国ワインもペアリング。中国でもワイン造りが盛り上がっている地域があるとは! 白は、寧夏回族自治区、赤は新疆ウイグル自治区のワイナリーのものです。エチケットも個性的で気になります。
こちらも感動の一品。魚介の出汁をじっくりと取った、滋味深い味わい。調味料はほぼ使っていないとのこと。「佛跳牆(ファッティウチョン)」とは、「お坊さんですら垣根を飛び越えてでも飲みたいと思うスープ」という言われがあるのだそう。そんな中国マメ知識も学べて楽しい。
ちなみに、乾燥きのこを使ったヴィーガン仕様のスープも提供しています。こちらはランチでいただいたものですが、余計なものが入っていないシンプルなおいしさ!
マンダリン オリエンタル 香港の広東料理店「マン ワー(文華)」のシグネチャーディッシュであるこちらの料理は、30年前に香港で開催された料理の大会で、当時マンダリン オリエンタル 香港のシェフが受賞したメニューだそう。それ以来、シェフが変わるごとに新たな解釈でアップデートされているのだとか。
舌平目の骨を香港の夏の風物詩ドラゴンボートに、芥蘭(かいらん)をオールに見立てています。骨までパリパリと食べられ、無駄がないのも特徴です。ウイスキーはロックでペアリングし、ブラックビーンやオイスターソース、中国醤油を使ったソースとの相性も抜群!
広東でよく食される鳩を使った「センス」オリジナル料理。冷たいまま調味液に漬け込んで、火を入れる製法で仕上げているのだそう。お肉はしっとりと皮は香ばしく、まったく生臭さがないのが不思議。先ほどの中国産赤ワインを合わせると、スパイシーな風味が広がります。
揚げ米、卵白、干し貝柱、松の実など食感豊かな炒飯。生姜がまたアクセントになっていて、自宅でも真似したい(プロの再現はできませんが……)! お米派ジャスミンライスにコシヒカリを1割ブレンドし、絶妙な食感を実現。ここにはハイボールを合わせ、気分が一気にリフレッシュ。
デザートはパパイヤの器に入ったジャスミンのカスタードクリームと黒タピオカ! タピオカを種に見立てたビジュアルも斬新です。このジャスミンカスタードがおいしくて、お腹いっぱいなのに手が止まらない! 最後はオリジナルウイスキーのストレートで〆。
本場を超える広東料理を目指す2人の料理長の愛と情熱が結びついた料理の数々。本当に至福の時間でした。中国本土への旅は当分おあずけだと思いますので、本場の広東料理を都内で!それも貴重なウイスキーとのペアリングで堪能してみてはいかがでしょう。
マンダリン オリエンタル 東京 オリジナルウイスキー特別ペアリングディナー
提供期間/2022年6月3日(金)~8月28日(日)予約制
場所/37階 広東料理「センス」
時間/17:30~21:00(20:00 L.O.)
料金/¥40,700(8品のコース料理、そのうち7品はドリンクペアリング付き)
¥35,200円(8品のコース料理、そのうち4品はドリンクペアリング付き)(共に税込・サ別)