鳥羽周作オーナーシェフの「ブリと豚のしょうが焼き」にノックアウト 【#私の土曜日16:00】 | Numero TOKYO
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鳥羽周作オーナーシェフの「ブリと豚のしょうが焼き」にノックアウト 【#私の土曜日16:00】

ミシュラン一つ星を2年連続獲得した「sio」の鳥羽周作オーナーシェフが、表参道に新たにオープンしたレストラン「Hotels」に、お誘いいただき行ってまいりました。

「Hotels」は“架空のホテルのレストラン”をコンセプトに、モーニング、ランチ、ディナーと訪れる時間帯によって、異なる料理が楽しめます。また料理のみならずBGMにもこだわり、居心地のいい空間作りを心がけています。

そんな素敵な食体験に精力を注ぐ鳥羽オーナーシェフは、言わずもがなですが、驚きのメニューを考案したり、そのメニューのレシピをネット上に公開したりとレストラン業界では異端児としても名を馳せています。今回、ディナーをいただいたのですが、顎がおちるほど美味でしたが、そのうちのひとつ「鳥羽流ブリと豚のしょうが焼き」があまりにも印象的だったのでポストしました。

脂ののったブリの上に豚のしょうが焼きがごそっとのっかっています。ブリと豚がどうして合うのかわからないのですが、旨味が溶け合って新感覚の美味しさでした。ブリと豚のしょうが焼きのレシピはこちらから

鳥羽シェフご本人から、「Numero TOKYOで赤い食材のときに取材受けました!」と言われ、思い出しました!!

鳥羽シェフを取材したのはかれこれ5年前の110号。Grisの頃。ビーツを使った右ページの美しいお皿が鳥羽周作シェフの作品?料理?でした。

ちなみに鳥羽シェフは、シェフとしての筋力を鍛えるためなのか、味覚を探索するためなのか、日々通う場所があるのですが、なんとそこはコンビニだそうです。コンビニで売れている商品は必ず食し、人々を魅了するうまみの秘訣を探るという探究心も凄いです。この味だ!とビビッときたら、その味をどう復元させるのか想像を巡らせ、メモをとり、それをスタッフに投げる、のだそう。そのレシピに基づいて味を復元させるのがスタッフの皆さま。鳥羽シェフが信頼をおくスタッフだからこそ成り立つ連携ですね。

そんなこんなで、ほかにもスモーブローや和牛バーガー、自家製レモネードなど盛りだくさんの美味しさでしたが、美味しい美味しいと写真も撮らず食べ続けてしまいましたので、みなさんにシェアできるのは驚いた際の一枚「ブリと豚のしょうが焼き」のみです。美味しいのでぜひ試してみてね!

Hotel’s(ホテルズ)
住所/東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階
営業時間/8:00〜22:00
最寄駅/東京メトロ表参道駅
Tel/03-6804-5699

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Profile

田中杏子Ako Tanaka 統括編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の編集スタッフとして 創刊から参加。シニア・ファッション・エディターを務める。2005年 Numéro TOKYO編集長に就任し2007年2月創刊、2025年3月まで務める。現在は統括編集長として本誌のヴィジュアル全般、デジタルやSNS、ECなどNuméro事業全体を担う。2021年、新プロジェクトrabbitonを立ち上げる。著書 『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ刊)。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
 

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