コッポラ家の新たなイット・ガールがついに映画監督デビューを果たした。1987年生まれのジアは巨匠フランシス・F・コッポラの孫娘、同じく映画監督にしてファッショアイコンのソフィア・コッポラの姪として生まれ、写真家として活動していた。彼女による長篇デビュー作のタイトルは『パロ・アルト』、俳優ジェームズ・フランコによる短編小説をもとにジアが脚本を手がけ、ジェームズ・フランコのほかジュリア・ロバーツの姪で若手注目株のエマ・ロバーツ、ヴァル・キルマー親子らが出演する本作は、現在アメリカで公開中だ。
日本公開の待たれる本作、サントラではひと足お先にその世界観を垣間見ることができる。スカイ・フェレイラや、ビヨンセの妹・ソランジュのプロデュースを手がけるなど、音楽界の要注目プロデューサーとして、そしてブラッド・オレンジとしてアーティスト活動するデヴ・ハインズが本人名義での書き下ろし新曲のほか、4曲を提供。コッポラファミリーである俳優ジェイソン・シュワルツマンによるココナッツ・レコーズ、ジェイソンの弟・ロバート、そして映画に出演しているジャック・キルマーやナット・ウルフによるトラックも収録されている。話題作になること間違いなしのこのタイトル、いまのうちにチェックしておいて。
『Music From The Motion Picture Palo Alto』Various Artists
レーベル/Domino / Hostess
品番/WIGCD336
価格/輸入盤オープンプライス
発売中
Text:Misho Matsue