2021年、自腹買いして正解!だったアイテムは?【ファッション業界人編】
本当に必要か、長く愛せるか、作り手の思いに共感できるか……。買い物の決め手は人それぞれだけれど、ここ数年はそんな明確な基準を持つ人が増えてきた。そこで、審美眼のあるファッション業界人が今年リアルに買って良かったものを調査。それぞれのストーリーとともに、“Best Buy”なアイテムをシェアしてくれた。
「WRAY」のシルクウォーマー
「今年になって急に肌が敏感になり、これまで使っていたレーヨン系肌着だと乾燥してすこし痒いような違和感が……。そこでこの冬は思い切って前から気になっていた100%シルクの腹巻に切り替えてみました。結果、全然違う……! 優しい温もりで1日中快適。おへその上まで長さがあるのもうれしい。締めつけ感は一切なくて、子宮がふんわり覆われるような安心感があります。薄手なので洋服にも響かず、着ぶくれもしない。まさに痒いところに手が届く素敵肌着です。私にとってこの冬、とても買って良かったアイテムです!」(Steady Study PR 川村詩織)
「AERON」のバッグ
「パソコンを持ち歩くので大きめのバッグを探していたところに出会いました!エブリデイバッグなので、ブラックでずっと長く使えるような色味と、滑らかなルバーブレザーの質感、ドレープ感、フォルムも気に入り、パソコンだけではなく、一泊二日の旅行でも使える大容量さ加減も加味して購入を決めました。長めのショルダーが、小柄な私だと、メッセンジャーバッグのように持てるところも気に入っています。
大きめなバッグをゲットしたので、次はGIA STUDIOS の小さめのバッグを狙っています。GIA STUDIOSは今年出合ったベトナムのアップカミングブランド。ブランドのミニマルな世界観も大好きなのですが、バッグは比較的ロープライスで腕を通すだけでアクセサリー感もあり、来年はゲットしたいと思っています!」(THE WALL SHOWROOM PR 福崎綾子)
「SISI」のマジックキャッチャー
「SISIの保湿クリームが好きで、その成分が入ったフェイスパックということで購入してみたのですが、トーンアップと引き締め効果がこれまでのパックとは桁違いで気に入っています。ズボラな私はすぐパックを取ることを忘れがちなのですが、これはドラマ1本分見ている間そのままつけていても乾かず保湿が続きます……!!(ブランドは推奨していないはず)もしくは朝時間がないとき5分でもつけると、肌が引き締まり忙しい朝の救世主にもなってくれます」(THE WALL SHOWROOM PR 福崎綾子)
「THIRD MAGAZINE」×「WHITE ROSE」別注アンブレラ
「園遊会など宮内庁御用達でもある、江戸時代から続く傘の老舗・ホワイトローズ社のサードマガジン別注アンブレラ。単なるビニール傘とは違い、特許による耐久性と、傘と向き合ってきた熟年の技から生み出される品格に脱帽の一品です。持ち手のアカシアウッドやベージュのトリミングがよりクラシックな佇まいになっていて、持っている日は背筋が伸びる気がします。友人や大切な人へのギフトにもおすすめしたいアイテムです!」(THIRD MAGAZINE PR 佐藤恵子)
「DÉPAREILLÉ」のウールサージテーラードジャケット
「テーラーの手仕事が入った仕立ての良いジャケットは端正な見た目はもちろん、ずっと着ていられる着心地の良さ。仕立てが良い=着心地が良いを改めて実感させられた一枚。SUPER120の上質なウールは柔らかく、尾州で丁寧に仕上げられた生地ならでは。作り手の思いが伝わるもの、顔が見えるものに対してお金を使いたいと思い始めたのは、年齢もありますがやっぱりコロナの影響も。作る過程を知っていたからこそ、迷わずに購入しました。長く、でも毎日着ていたい一枚です。春に登場するグレンチェックのダブルジャケットは2枚目として狙ってます!」(DÉPAREILLÉ PR 木村夏子)
「LES TRICOTS D’O」のニット
「一目惚れではなく、ずっと眺めて、幾度となくも手にとって、悩んだ末にやっと購入したニット。職業柄衝動的・感覚的に買い物をすることもあるのですが、長く着ることができるか、自分の体(体質や肌馴染みも含めて)に合う1着なのか、じっくり悩むようになりました。ハンドメイドがゆえに作り手さん由来の編み地で、それぞれの個体差があるからこそ、自分の身体に添うように形を変えていきます。カシミヤ・シルク・アルパカという贅沢な素材も決め手のひとつ。そしてなんといっても、着る女性のことと手編みを担うボスニアヘルツェコビナの女性を一番に考えているデザイナーと話す機会に恵まれ、一着一着へのこだわりや苦労を感じます。思い入れの多い1着です」(NOUN セールス/PR 市村友里子)
「LIÉ STUDIOのリング」
「シルバーで、厚みと重みがあって、毎日つけていられる上品なシルバーアクセサリーを探して、かれこれ数週間。ブランド物とかビンテージとか、もちろん大好きですが、今つけたかったのは、海の向こうで丁寧にモノ作りしている、素敵なブランドのbrand newな一点。Amalie & Cecilie Moosgaardの双子ちゃんがつけていてとても可愛いのも相まって、欲しいリングやっと見つけたと思い幸せな気分に。もうすっかり右手に馴染んでいます。手書きのメッセージも、遠くデンマークから届いたあたたかみがあって、つい笑顔になりました」(NOUN セールス/PR 市村友里子)
Edit: Yukiko Shinto