アンジェリーナ・ジョリー、過去のPTSDを告白
アンジェリーナ・ジョリー(Angelina jolie)が過去に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を経験していたことを明かした。
マーベルの新作『エターナルズ』で、PTSDのような精神障害を患っている戦士セナ役を演じたアンジェリーナにとって、過去の経験がメンタルヘルスに影響を及ぼしているキャラクターを描写することが「とても重要」だったのだという。
アンジェリーナは、ザ・タイムズ紙のインタビューで、セナが抱える問題を描くことの重要性を尋ねられ、「とても大切。私はとても恵まれた人生を送ってきたけど、困難に直面したこともある。PTSDも経験したわ」「自分が壊れていると感じ、自分に何が出来るのか分からなくなり、そして愛するものたちを守り、世話しきれないのではと心配する感覚にしばしば陥ることがある。だから私は、それをこの映画を通し議論したかったの」と答えた。
元夫ブラッド・ピットとの間に6人の子供を持ち、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めるアンジェリーナは、これまでに多く会ったPTSDを患う兵士を基にセナを演じたそうで、「私は彼女をそのように捉えている。彼女は戦士だから。彼らはそれでも強く、同様の能力がある。生の神経のように深く感じている彼らが、過去の経験と闘っているからといって、能力が落ちたわけでも人間として欠けているわけでもない」「私はこれらのことを対立させたくなかった。セナは素晴らしい戦士であると同時に、精神障害と闘っていることを同じ人の中に描きたかったの」と説明している。
またアンジェリーナは、誰もが「何らかのメンタルヘルス」の問題を抱えており、コロナ禍にある世界では、それが最前部に出てきたと考えているという。
Photo: Bangshowbiz