アーティスト・花代の才能を映像で追う展覧会 @void+
アーティスト・花代の展覧会「花代の世界 地下活動半世紀:映像編」が、東京・表参道のvoid+にて開催中。会期は、2021年9月24日(金)〜10月23日(土)まで。
1980年代後半より、写真、映像、パフォーマンス、音楽など、ジャンルを横断した活動を展開している花代。中学生の頃に父親から譲り受けたカメラで写真を撮り始め、19歳から向島での半玉修行の経験を持つ。芸妓として働きながらも写真を撮り続け、モデルやミュージシャンとしても活躍。
95年に花柳界を引退し、イギリスへ移住。「ドクメンタX」やハンス・ウルリッヒ・オブリストとホウ・ハンルウのキュレーションによる「Cities on the Move」への参加や、パレ・ド・トーキョーでの個展など、精力的にアーティスト活動を行う。奇才映画監督クリストフ・シュリンゲンジーフに呼ばれてベルリンを訪れたことをきっかけに、99年に同地へ移住。15年間の海外生活を経て2010年に帰国し、現在は東京とベルリンを拠点に活動している。
本展は、花代の活動30周年となる節目を記念して、都内各所で開催されている写真展「花代まつり」の一環として企画されたもの(※1)。自身が制作した映像作品をはじめ、今年7月に出版された活動記録本『花代の世界 地下活動半世紀』に収録されているWooden Veilのパフォーマンス記録映像や、宇川直宏が手がけたMVなどを紹介する。
(※1)関連記事
Numero.jp/花代の写真活動30年を振り返る。アニエスベー ギャラリー ブティックで回顧展を開催
また、会場では活動記録本『花代の世界 地下活動半世紀』の販売も行われる。
さまざまな映像を用いて、花代の30年の軌跡を新たな表現として展示する本展。どうぞお見逃しなく!
※掲載情報は9月24日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「花代の世界 地下活動半世紀:映像編」
会期/2021年9月24日(金)〜10月23日(土)
会場/void+
住所/東京都港区南青山3-16-14 1F
開館時間/12:00〜18:00
休館日/日、月、祝
URL/https://www.voidplus.jp
『花代の世界 地下活動半世紀』(河出書房新社)
定価/¥4,620(悦込)
Text : Akiko Kinoshita