世界遺産、東寺の歴史に触れる旅を「星野リゾート OMO3京都東寺」で
“寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル”をコンセプトにした、星野リゾートが展開するホテルブランド「OMO」。以前、大塚のOMO5に宿泊したことがあるのですが、2021年春京都に2施設が開業したと聞き「OMO3京都東寺」にお邪魔しました。
平安京の面影が残る東寺エリア
ホテルは近鉄京都線東寺駅より徒歩約2分。五重塔で有名な世界遺産、東寺までは徒歩10分で、平安京が遷都されてから1,200年もの歴史を誇るエリアに位置します。京都は3ヶ月に1回のペースで訪れていますが、なかなか京都駅の南側に行くことはないので、新しい発見がありそうです。
エントランスで迎えてくれるのは、東寺の立体曼荼羅をポップに表現した「まんだらアート」。21尊の仏像の特徴がわかりやすく描かれています。写真スポットなので記念撮影にどうぞ。
こちらのアートワークは「ほほえみウォール」と呼ばれ、仏様の目の前を通ると表情を変えるという仕掛けが。やさしく微笑んでいるときは悟りを開いている状態だそうです。
仏様に見守られている安心感に包まれて、なんだか気持ちも穏やかになれた気がします。
OMOベースと言われる共用スペースには、街歩きを楽しむためのヒントが用意されています。OMOといえば、ご近所マップ。ご近所ガイド OMOレンジャーが歩いて見つけた、知る人ぞ知るスポットやガイドブックに載っていないようなローカルなお店まで満載の地図は必見です。
OMO3京都東寺のご近所マップは、引き戸を閉めると平安時代の東寺エリアを伝えるマップが出現! 今と昔の移り変わりを学ぶことができます。
五重塔の中心で塔を支える「心柱」をテーマにした心柱ブックテーブルでは、東寺や弘法大師空海に関する書籍を揃えています。
真っ白な砂が広がる写経テーブルも! 誰でも参加でき、気軽に写経や書を楽しむことができます。
世界遺産の見どころをガイド! 東寺まんだらさんぽ
ホテルではご近所ガイド OMOレンジャーが東寺を案内してくれる、ご近所アクティビティを開催しています。まずは東寺の予習から。これから拝観する立体曼荼羅の基礎知識についてレクチャーしていただきました。初心者でも安心のわかりやすい解説です。
早速東寺に到着! 平安京時代に人々が出入りしていたという、東寺南大門から入ります。明治時代に焼失し、三十三間堂の西門を移築して再建したのだそう。東寺にまつわる歴史や逸話などを教えていただきながら巡るので、楽しく理解も深まります。
国宝の御影堂。屋根は檜皮(ひわだ)というヒノキでできているとのこと。位の高い人の家に使われた素材で、こちらは弘法大師空海の住房だったそうです。ここで毎朝6時から生身供という法要が営まれており、OMO3京都東寺でもその生身供に参加できるアクティビティを開催しています。
五重塔ともご対面! 焼失や落雷に遭い、こちらが5代目だそうです。間近で見るとすごい迫力。
五重塔の撮影スポットまで教えてもらいました。晴れた日は池に五重塔が映ってきれいなのだとか!
そして立体曼荼羅にもお会いできました。撮影禁止なので写真はありませんが、初めに頭に入れた前情報をもって拝観すると、答え合せのようで喜びもひとしお。力強い仏像のエネルギーをビシバシと感じました。
東寺まんだらさんぽ
時間/15:30~17:00、9:00~10:30
料金/無料
定員数/20名まで
予約/公式サイトにて前日22:00までに要予約
※拝観料が別途かかります。
昔ながらの名店もたくさん! 東寺のご近所を散策
初めての地ではなかなかたどり着きにくい、ローカルなお店を教えてくれるのも魅力。1912年(大正元年)創業の御菓子司 東寺餅は、店名と同じ東寺餅が名物。
もちもちの柔らかい求肥にやさしい甘さの餡が包まれて、ふわっととろけるような味わい。東寺に来たら、立ち寄りマストです!
こちらは、関東からもリピーターが多いという老舗の佃煮屋さん、あめ久。ちりめん山椒、椎茸昆布など種類豊富な佃煮が並びます。初めてのお店でも、普段からお店の方とコミュニケーションしているご近所ガイド OMOレンジャーが一緒だと、心強いですね。
平安時代から続くパワースポットに違いない東寺。今回のツアーで、京都の歴史の一部を垣間見たような気分になりました。まだまだ奥深い東寺エリアを、ぜひ散策しに訪れてみてください。
星野リゾート OMO3京都東寺
住所/京都府京都市南区西九条蔵王町11-6
部屋数/120室 チェックイン15:00 チェックアウト11:00
宿泊料金/¥4,500~(2名1室利用時・1名あたり/税込、宿泊税別、食事別)
URL/https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo3kyototoji/
※取材は緊急事態宣言前に行いました。