不思議の世界へ迷い込もう。宇野亞喜良展「鏡の風景」と、星野源ポートレイト
宇野亞喜良先生の個展「鏡の風景」が恵比寿にある「Galerie LIBRAIRIE6 /シス書店」にて開催中です。鏡の中にうつる不思議な世界を描いた新作展で、キャンバス作品15点に加え、旧作キャンバス画・オブジェ作品をあわせて25点ほど展示されています。宇野亞喜良さんといえば、幻想的で耽美な世界、そして少女……。その作品に触れれば不思議の国に迷い込んだアリスとはこんな気分だったのではないかと思わされます。
「鏡」がテーマになっているため、文字もすべて鏡文字になっているのですが、すべて写したものでもなく、手本があったわけでもなく、いつもの文字のようにスラスラと描かれたのだそうです。宇野先生の頭の中では文字も、立体になり、くるくる回るのかもしれません。人物画も、手から描き始めたりするそうですし、およそ三次元にできるとは思えない平面作品の世界観を持ったままの立体作品も素晴らしいんです(会場でご覧になれます)。先生は、私とはまったく違う世界をご覧になっているのだろうなと途方に暮れてしまう気持ちがします。それがまた心地いいです。
宇野先生といえば、Numero TOKYO2020年12月号「星野源特集」にて、いま日本中から祝福を受けている星野源さんのポートレイトを描いてくださいました。展覧会はもちろんのこと、バックナンバーも一緒に楽しんでいただけたらうれしいです!
宇野亞喜良展「鏡の風景」
会期/2021年5月15日(土)~6月6日(日)
会場/LIBRAIRIE6 /シス書店
住所/東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F
TEL/03-6452-3345
開廊時間/水〜土12:00〜19:00 日・祝12:00〜18:00
休廊日/月曜日 ・ 火曜日(月火が祝日の場合も店休)
※展覧会最終日は17:00に閉廊
URL/librairie6.com
同時にオンライン展覧会も開催中