「Saint Laurent」2021年春夏ウィメンズコレクションを発表
サンローラン(Saint Laurent)が2020年12月15日(現地時間)2021年春夏ウィメンズコレクションを発表した。
コレクションの舞台となったのは、広大な砂漠。クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロは、「砂漠は私にとって、静けさや解放感、よりゆったりとしたリズムへの憧れの象徴です」と語っている。
コレクションは、今日のように混沌とした60年代からインスピレーションを得て、当時のアーカイブから柔らかいシェイプとジャージー素材を採用。自分自身のために着飾ることへの希望や情熱、心地よさと自信への憧れを、ボディラインを美しく見せるせることで表現したコレクションになっている。
サンローランのアイコニックな「Le Smoking(ル・スモーキング)」スタイルは、チュニックとトラウザー、大ぶりなポケットを備えたジャケット、テーラリングを感じるロングジャケットでアップデート。
シルクブラウスにライダーショーツ、細身のシルエットのミニマルなジャンプスーツは、新しいシティウェアの提案として登場した。
ホームウェアには、フェザーのフリンジをあしらった花柄のシフォンドレスや、透け感のあるガウンをチョイス。
Jewelry by Claude Lalanne
なおコレクションに登場するジュエリーの一部は、フランス人アーテイスト・故クロード・ラランヌのピースが使われている。クロード・ラランヌは、1969年の秋冬オートクチュールの際にモデルのヴェルーシュカの体を象ったコルセットを作ったことで話題をさらったアーティストとして知られる。
アンソニー・ヴァカレロは次のように語る。「私は物事の本質にフォーカスしたいと思いました。決して、暗さや重さを表現したかったわけではなく、それは時代のサインだと考えています。(中略)素材感はより柔らかいものを選びました。コレクションに込めたスピリットはより穏やかで、ミニマルであり本質的なものです」
ルックを纏ったモデルたちが無限に広がる砂漠のなかを闊歩する、スケールの大きなコレクションムービーもチェックして。
Saint Laurent
サンローラン クライアントサービス
TEL/0120-95-2746
URL/www.ysl.com/
Text: Yukiko Shinto