フランシス・フォード・コッポラ、娘が自身の映画で酷評され傷ついていたことを語る
フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)によると、娘のソフィア・コッポラ (Sofia Coppola) は『ゴッドファーザー PART III』での演技を批評家に厳しく批判され深く傷ついていたのだそうだ。
当時まだ18歳だった、今では監督兼脚本家として活躍するソフィアについてコッポラはガーディアン紙にこう語っている。「人生とは素晴らしい脚本家だ。私の娘ソフィアは『ゴッドファーザーPart III』 の演技で不当な酷い批評を受けたんだ。彼女はまだたったの18歳で、父親の映画を台無しにしたと言われた。子供にとっては深い傷でかわいそうだった。彼らが銃を向けたのは私なんだけど、彼女が弾丸を受けた。彼女は今までは私より有名な映画監督だから、最後に笑ったのは彼女だけどね」
また、コッポラは『ゴッドファーザー』作品を今後作るつもりはないとして「私と『ゴッドファーザー』はもうおしまい。(脚本家の)マリオ・プーゾが書いたまだ使っていないものがある。でも、『ゴッド・ファーザー』は、私ではなくてパラマウントが所有していて、もっと作ると彼らが決める事は大いにあり得る。私は自分の3部作は完成したと感じている。私にはほかにやりたいことがあるしね」「映画を公開するのはスポーツチームを追うようなものだ。いつもため息をつくことになる。映画を公開した後は、落胆を感じていても、いつも安堵する」と続けた。
コッポラは、81歳の今でも映画作りへの意欲が満々なようだ。「私は、未来に関する映画を作りたいんだよ。詩人アルフレッド・テニスンの言葉を知っているかい?『未来へ潜りこむ、人間の目で見えるところまで。世界のビジョンを見た。全ての不可思議なことも…』これが、私の作りたい映画なんだ。『メガロポリス』というタイトルになるだろう。私は81歳だから、これを製作するのに十分な年月があることを願うよ。世界の子供達に美しい未来のビジョンを与えたいんだ。ポジティブなね。それは、地球上の天国であって、私はそれが可能だと本当に思っているよ」