安藤美姫、現役引退までの軌跡「揺れる気持ちを押し殺してのスタートだった」 | Numero TOKYO
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安藤美姫、現役引退までの軌跡「揺れる気持ちを押し殺してのスタートだった」

女子フィギュアスケート元日本代表の安藤美姫が、2月27日発売の雑誌「Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)」2014年4月号に登場。インタビューの中で、人生のターニングポイントについて語っている。

二度の世界女王に輝いた直後に1年間の休養。2013年4月には第一子を出産し、母になって挑戦した昨年末の全日本選手権にて、その試合を最後に現役を引退した安藤美姫。出産、復帰、そして現役引退とめまぐるしい変化の中で駆け抜けた2年間。彼女の胸の中にはどんな想いがあったのだろうか。

インタビューでは、出産後の現役復帰について「メンタルが定まりきらず、揺れる気持ちを押し殺してのスタートだった」と話し、ネーベルホルン杯(2013年9月末、ドイツで開催)での試合を反芻。「最初は大変でした」としながらも、そこから迷いなく突き進むことができたと当時を振り返った。「(ソチを目指してというわけではなく)たまたまオリンピックイヤーと重なりましたが、まずは全日本で勝ち抜かなければいけない」と感じ、「正直なところ、どの試合で引退してもいいと思っていたんです」と告白。一つ一つの試合に真剣に挑み、一つでも多くの試合に出て観客へ感謝を伝えたい。そんな気持ちが原動力になっていた彼女にとって、多くのファンが見守る日本での試合は特別なものだったに違いない。現役生活のラストを締めくくる日本選手権での演技が終った瞬間の心境も、はっきりと素直な言葉にしてくれた。

9歳でスケートと出会い、スケーターとして生きてきた17年間。競技者としての過去を振り返っていま想うことや、引退を決めたこれからの夢、そして家族のことについても語ってくれたロングインタビュー。プライベートなデジカメ日記とともに、ぜひチェックして。

※「」内はNumero TOKYO 2014年4月号より抜粋

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