田中杏子の私的ビューティ考 Vol.2 リップカラー | Numero TOKYO
Beauty / Feature

田中杏子の私的ビューティ考 Vol.2 リップカラー

小誌編集長・田中杏子のプライベートな視点から、「これいい!」と直感した新作コスメを紹介。第2回目は、リップカラーをセレクト。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2020年11月号掲載)

【Ako’s View】

「ポーチの中に、リップとアイラインは必須。ほかにもミニマムな必需品を詰め込んでいます。BULYの名前入りリップバーム、ukaのネイルオイル、ハンドジェル……スタイリストだからもちろん安全ピンも! ピンクの拡大鏡はパリの街中で買ったもの。便利でとても気に入っているので、お土産にもよく差し上げています。ルイ・ヴィトンのヴェルニのポーチを長年愛用中」

ブランドの女性像を濃縮したような赤口紅

「華やかな赤に小さな金色のラメがちりばめられていて、塗るだけで女子度がアップ。マスクにも付着しにくく、私だけの隠れた秘事のよう。ブランドの女性像を濃縮したような1本です」。唇にのせるとクリームからパウダーに変化。纏うたびセンシュアルな気分に。
パッションリップ クリームトゥ パウダー マットリップペン 630 ¥4,200/Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ ビューティ 0120-500-722)

ベルベットのようでセクシーなつけ心地!

「オーバーリップに塗りたくなる、華やかな発色のリップカラーです。初めはグロッシーな質感で、塗った後にティッシュでおさえた途端、上質なベルベットのような格別な質感で唇に密着します。セクシー!」。軽やかさとマットなお洒落感を両立させた、極上のリキッドリップ。

マットフルイド リップカラー ルージュルブタン 001F ¥11,800/Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン ビューティ 0120-449-360)

塗ってみたら期待以上、初感覚のリップ

「見た目に反して、唇にのせると上品な輝きを放つ初感覚のリップ。-1(右)は品のある大人のピンクベージュ、+0.5(中)は自然な発色、-0. 5(左)は私の唇の色に深みを与えてくれる色。保湿効果も嬉しいです」。

38℃/99℉リップスティック<YOU> 各¥2,200/UZU(ウズ バイ フローフシ 0120-963-277)

マスクの時でも幸せな気分になります

「着けた瞬間から軽やかな装着感で、安定した発色が素敵です。唇からほんのり香りが伝わって、マスク時も気分が上がりますね」。愛らしいローズが揃う秋の限定色。

左から、ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ45、同マット 54 各¥8,000(限定発売)/Hermès(エルメスジャポン 03-3569-3300)

私が一目ぼれした、煌めきのベージュ色

「全色試して、一番のお気に入りが60番。ブロンズっぽく煌めくラメの深いゴールディな輝きで、唇に立体感を与えてくれます。これをつけるだけで、顔色も数段アップしますね」。唇にサテンのツヤと輝きが持続。

ルージュアリュール ラック 60 ¥4,200(10月23日発売)/Chanel(シャネル 0120-525-519)

アロマが香る魅惑のリップです

「自然なマット感で唇をぷっくりと彩ってくれる、派手すぎない大人のスモークローズが好み。ケースの重厚感とアロマな香りで、魅惑のリップ度が強い1本です」。オレンジブロッサムやマシュマロが甘美に香る口紅。

ル ルージュ パルファム マット 265 ¥6,200(限定発売中)/Kilian(キリアン 0570-003-770)

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Photos:John Chan Edit:Naho Sasaki

Profile

田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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